紀伊半島どぇっす!
GW!って、もうだいぶ過去の話になってしまったが、 例によってツーリングレポートのはじまり、はじまり。
パチパチパチパチ...。さぶっ!。

気を取り直して...、
今回のテーマは”本州最南端を極める”である。(今決めた(^^;)) ズバリ、今回のルートはこれ↓。

  • 1日目 (出発〜通行止め〜お城で大名)

  • 2日目 (〜日本書紀〜イノブータンランド〜)

  • 3日目 (〜クジラ、くじら〜忘れ去られた道〜)

  • 4日目 (〜まる&しかく〜神社〜)

  • 5日目 (〜Ninjaで忍者〜お帰り)

(・・?) エッ、全然わからないって?


(注)今回からクリッカブルマップはやめました。
だって面倒くさいんだもん。ぜんぜん使わないし...。 もしよく利用している人がいたら言ってください。いないと思うけど。


紀伊半島一周ツアー'99 in 1999.4.29-5.3 with VRX400
5日目:〜Ninjaで忍者〜お帰り 目的地:いえ〜い!
曽爾高原 その2 朝、キャンプ場を出て、すぐそばの山に登る。 秋は全面ススキ原らしい。秋ならおすすめ度もアップか。 登ると決めたは良いが結構きつい。写真では分かりづらいが左下から真ん中上間で道が続いている。 手前は沼、あんまり綺麗ではない。
取ってはいけないはずだが、山菜を採っているらしき人があちらこちらにいる。 汗だくで登った山から風景はこちら

「山のあなたの空遠く、幸い住むと人の言う

山のあなたの空遠く、幸い住むと人の言う」

カール・ブッセー

あの山の向こうに幸いはあるのだろうか?。

いくつか頂上があり、もっと高いのもあるのだが今回はパス。
下には飲み物を売っている店が1軒だけある。

おすすめ度:

★★★

伊賀上野

イガイガ

昨日から痛めている左手がどうしようもなく痛い。クラッチが引けない。 手首を使わずにクラッチを引くとどうしてもフラつくし、しんどい。 そんなことに気を取られていると道を間違えて田圃の中を延々と進み結局振り出しに戻って しまった。が、知らんぷりしてそのまま伊賀上野を目指す。相棒は気づいていたのだろうか?。

で、今回の旅のもう一つの顔。忍者の里見学だ!。 知る人ぞ知る、私は忍者好きなのだ。乗っているバイクもNinjaだし。 小学生の頃は毎日のように忍者のまねごとをしていた。 なんと言ってもおすすめは千葉真一の服部半蔵「影の軍団」たしかIVぐらいまであったはず。 真田浩之も下っ端でがんばっていた。
話を戻して、伊賀上野城、石垣の高さは日本一らしい。現在の城は昭和10年から3年かけて 個人が私財を投じて模擬復興したものらしい。

また松尾芭蕉の旅姿を表現したと言う 俳聖殿というのもある。 なぜ、松尾芭蕉か?。松尾芭蕉というのは俳人というイメージが強いかも知れないが 本職は忍者で各地の情報を集めていたという説が一番有力なのだ。 あの時代に優雅に日本全国廻っていたなんてのは水戸黄門なみ?。

で、で、お待ちかねの忍者屋敷。かなり人が並んでいる。 人も沢山にて、公園内にあるので雰囲気は無し、アトラクション的。 屋敷の方を見ると何とも怪しげなピンク忍者?。 バイトっぽくてくっちゃべっていて、まるでやる気無し。舐めすぎ。 どんでん返しなどの実演付き説明あり。

後半は資料館。いろいろと詳しい説明や、 忍者シューズとか意味不明なおみやげあり。解説は正確にしてあるのに ピンク忍者とかいたりして、ちょっとちぐはぐ。 が、インタラクティブで近代的な設備もそろっている。あやしげな英語でのミニ映画?などあり。 全体的には忍者フリークの私にはそんなに物珍しいものはなかった。 城の裏あたりの民家の方が武家屋敷っぽかった。

おみやげにかたやき煎餅などを買う。 ちなみに伊賀上野高校とか中学校だったかな?瓦の屋根の新しい学校でかっこよかった。

隠密度:

★★

ブラジル料理 見学でだいぶ遅くなってしまったが城を離れると昼飯を食える店があまりない。 駅前も結構寂しい。行列が出来ていた豆腐料理屋もあったのだが、 もう終わりらしい。
地図を見るとやはりあまり店がない。数少ない店へ行ってみると とーっても怪しいブラジル料理屋。 入ると外人さんがガラナジュースとか飲みながら飯食ってるし、 雰囲気から言ってポルトガル語っぽいバラエティーショーのテレビ(ビデオ?)が 流れている。日本人ぽいのだが、なぜか片言の親父や客の外人はそれを見てよく笑っているのだが どこで笑っていいのかわからん。(^^;)

料理はボリューム満点、ステーキにチキンにライスやらなんやらとかなりお腹いっぱい。 途中出店の親父が店から出たり入ったり、お金払ったときは違う人に変わっていた。 うーむ、あやしい。

なぜに伊賀でブラジル料理を食べることになったのだろうか?。 伊賀忍術のなせる技か?。

あやしさ:

★★★★

甲賀の里 伊賀上野から十数キロ離れた所にある甲賀の里忍術村。 ライバル通しなのにずいぶんと近くにあるのねん
看板のローマ字などを見ていると”こうが”でなくて”こうか”らしい。 これは知らなかった。勉強不足。でも日本語変換では両方出るんだよね。 茨城の”いばらき”(正しい)、”いばらぎ”と同じか。

伊賀でいかにも観光っぽくってあまり期待に添えなかったのだが、 ここは良い意味かどうかは不明だが ある意味期待を裏切られた だいたいある場所が周りは田圃だらけ。かなりびんぼー臭い入り口。 従業員というかバイトというかの格好は紺の忍者服。ちなみにこういったよくある忍者服 は実際には忍者は着ていない。目立つもんね。実際は芭蕉のような格好とか虚無僧、薬売り、山伏などが多かったものと思われる。特に旅をしていて不審がられないタイプの人に変装しないと怪しいからね。今と違って自由にどこにでも行ける訳じゃないから。

話は戻って、忍者村。特別展とかやっていたのだが、 いかにもバイトの女の子が書いたような手書きの丸文字で説明が書いてある。あやしい。 こんなのと一緒に有名な楠木流忍術書がとかあっても信憑性が...。 説明員もいない。部屋には埃がたまっていてミカンの段ボールとかあったりして。(^^;) 池では子供向けに水蜘蛛の術?が体験できる。 体重制限あり。 これ(水蜘蛛の術)も実際にはこういう使い方はまずされていないと思われる。 浮かばないもんね。湿地帯などを渡るのには使われたかも。忍者とは武器、火薬の研究、 精神的なものの研究など当時ではもっとも科学的な集団であったのだし。 バイトの人の忍者服が洗濯して干してあったりして、 伊賀と違ってなんてローカルなんだろうか?。 忍者屋敷の説明も隠し階段とかボロボロで壊れかけているし、 吊り天井の裏とか見れるのは いいんだけど40−50cmしかない所通らされるし。 手裏剣道場とかあるけど客も店員も一人もいない。 おまけに障子が穴だらけで、 手裏剣型に修復されていたり。(^^;) なんというか力が抜けること請け合い。なぜか相棒ははしゃいでいた。一人で 隠し井戸に潜ったりしてよっぽど気に入ったらしい。 混雑した伊賀のピンク忍者よりも楽しめる?。

個人的には服部半蔵とか好きだし、公儀御庭番であった伊賀の方が好きなのだが、 甲賀もローカルでびんぼー臭くって見直したというか笑わしてもらった。 子供ならなおさらに伊賀よりも遊べることは間違いない。

おすすめ?度:

★★★★

お帰り 近くの八日市ICから高速にのって帰った。 名古屋あたりでちょっと雨が降ってきたが、気合い?で逃げ切った。 高速はと言うと渋滞をさけるためにゴールデンウィーク真ん中で帰ったのだが みんなそうみたいで結構渋滞してたが、まぁそんなに問題ではなかった。

ただ左手の痛みは止まらない。手を握るのが辛い。 途中からはクラッチをなるべく使わずにギアチェンジしてごまかしつつ帰った。 その後、数週間バイクに乗るたびに手が痛くて、 ちょっと次回かあのツーリングに不安を残した。

今回の旅は日数の割にとってもバラエティーに富んだ内容だった。 それはこれを読んだ人も分かるでしょ?。 珍しく、行き帰りのちょっと降られた以外はほとんど雨に降られなかったし。 手が痛み以外はなかなか良いツーリングだった。

おつかれ度:

★★★

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お会計


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