待ちに待った夏休み、ツーリングレポートを始めてから初のロングツーリング
(2泊以上)の予定。 当然のようにすぐに出かける予定だったのだが... いきなり38度を越える高熱で2日もダウン、波乱の予感。 熱が下がるのを待って、関越道を新潟に向かって走り始めた...。
<-- 地図上をクリックしてください。(秋田、青森、岩手県以外は地図省略) |
東北'98 ツーリング in 1998.8.4-8 | with VRX400 | |
怒濤の 3日目 | 目的地: 酸ヶ湯キャンプ場 | |
シジミラーメン
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昨日、食料が買えなかったのでキャンプ場の外の駐車場に並ぶ夏だけの臨時営業っぽい店で
朝食を食べた。十三湖はシジミが名物らしく
シジミ関連のものが多かったが
特にラーメンはどの店でも置いてあるようだった。
当然シジミラーメンを食べたのだが、店の選択を誤ったらしく不味かった。 今振り返れば、これが地獄の始まりだったのかも知れない。 | おいしい度: ★☆ |
権現崎(小泊岬) | 不老不死の霊薬を求めて中国から渡来した人がいるという伝説の地らしい。 崖の下から階段で上らなくては行けないので時間もないし登るのは止めた。 | おすすめ度: 不明 |
眺瞰台
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龍飛先の少し手前にある展望台。写真では分かりづらいが、 うっすらと北海道が見える。 ちょっとだけ北海道に行ったときのことを思い出す。 やっぱり曇り気味。 | 絶景度: ★★☆ (曇り) |
龍飛崎
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今までの寂しい道を考えると不思議なくらい人がいる。観光スポット。
津軽半島最北端。この辺りから青函トンネルが海底に潜っている。
やはり北海道が見える。 近くに珍しい、車の通れない国道339号階段道(実はただの階段)があったようだ。見なかった。 混んでるところは嫌いなのでおすすめ度は低め。 |
おすすめ度: ★★☆ |
高野崎
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うって変わってここは人気がかなり少ない。なぜ?。 まっ、俺はこういうところの方が好み。芝生ゾーンがありキャンプもできる。ただ風がかなり強そう。 周りに買い物できそうなところは全くなし。灯台は橙白のシマシマ。崖下の海に小さな橋が架かり 先っぽまで行ける。 こういうところで昼寝出来るといいね。 |
おすすめ度: ★★★☆ |
青森市 (その1) |
道路が混んでくるが何とか青森市へ。
ねぷた祭りの影響か道路の散らかった市内をサクッと抜ける。
俺はあまり祭りとかには興味がない。 途中、横浜(町)、フェリー埠頭、ベイブリッジなどの標識が...。 かなり横浜(神奈川)を意識しているようだ。 道路から小さめの(神奈川・横浜の)ベイブリッジっぽい橋が見えた。 すかさず使い捨てカメラでパシャリ。現像はまだ。 |
パクリ度: ★★★★ |
八甲田山
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市内を抜けるとわりとすぐに高原の雰囲気。ロープウェイで八甲田山に登る。 上には湿原があり、散歩コースがある。 たくさん沼があるようだが、 一カ所だけ沼のそばに近づける。 平日なので人は少なかった。青森トドマツが 特徴があって雰囲気がある。毎度のことだが曇り気味で景色は今ひとつ。 ロープウェイ代、往復1800円也。 | おすすめ度: ★★★ (曇り) |
十和田湖 (その1) |
目的の酸ヶ湯キャンプ場のそばまで来たのだが、まだPM4:30なので
予定通り十和田湖の周りを回り、奥入瀬から傘松峠を通って酸ヶ湯に
行くことにした。
これが思いっきり裏目に出た。 湖の南側は標高も低く、天気もそう悪くなかったのだが思ったよりも十和田湖がでかい。 それまでの疲れもありかなり時間がかかる。 その後さらに深みにはまっていく。 |
不安度: ★★★☆ |
奥入瀬渓流 (その1) |
今回の旅、一番期待していたポイント。しかし、全くそんな余裕なし。
かなり薄暗くなってきていて雨足強し。シールドもメガネも雨で曇って
対向車が来ると反射で全くなにも見えない。前を走る車のテールランプだけが頼り。
離れまいと着いていくと車が煽られてると思ったのか譲ってくれてしまう。
こういうことがたまにある。しょうがなく前を進む。実はほとんど前が見えていない。
危ないったらありゃしない。対向車が来たひにゃ、減速するしかない。
反射対策でメガネをずらして肉眼で見るが、雨が目に当たり結構痛い。
奥入瀬側沿いの道は17km程度なのだがやたらと長く感じる。 ここで分岐点。どうも地図と違う気が...。止まって地図を見るが 暗いしずぶ濡れでどうもよく分からない。 おかしいと思いつつも焦りからか慎重さに欠けとりあえず左へ行ってしまった。 今回最大のミス。 道がやたらときれい。これなら早く着くと思い飛ばす。しかしガスがかなり濃くなり 視界10mも無い。「どうもおかしい。」と思っていると分岐点。 w(☆o◎)wガーン、ほとんど振り出しに戻ってしまった。 つまり奥入瀬入り口の近くまで。後で地図をよく見たらうっすらと点線が...。 新しくできた道らしい。泣く泣く、今来た道を戻る。 雨がさらに強くなる。かなり大粒で痛い(>_<)。 メガネをずらすと痛くて目が開けてられない。この辺でかなり切れる。 スピードダウン。だいぶ時間がかかりミスした分岐点までやっとこさ戻る。 左に行くとすぐに町。痛恨のミス。 残りHPが少ないときに ギガンテスに痛恨の一撃を食らったぐらい痛かった。 |
不安度(前半): ★★★★☆ 不安度(後半): ★★★★★★ |
傘松峠 |
奥入瀬下流の焼山から酸ヶ湯までの十和田ゴールドライン。
完全な峠道。道路は悪くないが、ガスとヘアピンの連続でライトが
先に当たらないので前が見えない。視界3mぐらい。ひどいと20km/hも出せない。
とにかくゆっくり。もう時間はどうでもいい。 途中でいくつか温泉地があったがその看板すらすぐ横にまで近づかないと見えない位ガスが濃い。 ツーリング史上最悪の道の四国のヨサク(国道439号)よりは 道路が良い分まだましだが、 時間の遅さとガスの濃さには参った。ただ、着実に近づいているのが分かるので 奥入瀬のミスの時よりは気が楽。あのとき一度切れてたしね。 たださすがに体力的に疲れてきた。 峠付近はさらに厳しかったが、のんびりと行くと酸ヶ湯温泉に着いた。 |
不安度: ★★★☆ |
酸ヶ湯 |
温泉宿はあるが、キャンプ場が見あたらない。
とりあえず風呂でも入ろうかと
入り口付近にいると風呂上がりのライダーが声をかけてきた。
キャンプ場はすぐそばにあるようだ。 とりあえずキャンプ場を確認に行く。こんなの分かるか!!っていうような入り口のわかりにくさ。 道路側には関係ない看板があり、その奥に野営場の看板がある。知らずに通り過ぎるところだった。 まぁ、ふつうのキャンプ場だが、夜遅く電灯が少ないので真っ暗。 とりあえず先に食料調達と温泉にはいることにした。 温泉入り口はちょっとホテル風。 テントを張るのがめんどくさいのか、Hが弱音を吐いてロビーの受付に 「今晩泊めてくれ」と言ったが断られた。まぁ、そんなもんだろう。 温泉は千人風呂といわれるぐらいで結構でかく木造り?で雰囲気がある。 打たせ湯コーナーでは みんな頭からビニール袋をかぶっていて異様な雰囲気。 試すと割と気持ちよかった。 キャンプ場へ。さっきまで小降りだったのに結構本降り。 雨の中テントを張る。 おかげでずぶぬれ。雷もなっている。 まっ、立ててしまえば結構落ち着ける。 温泉宿で買った食料はおつまみとお土産みたいなものしかなかったが 無いよりはまし。食って寝た。 雨が激しく降っていてちょっと雨漏り気味だったが疲れてるのでよく寝れた。 明日は一番距離的に厳しいのになぁ。晴れることを祈る。 |
不安度: ★★★ |
再び... 4日目 | 目的地: 下北半島を回って | |
北へ (その4) |
朝から雨。ちょっと憂鬱。ドロドロのテントを畳み、合羽を着て出発。
と、数キロも行かないうちに雨が降ってない。道路も乾いている。
「いったい?」。どうも昨日からあまり降っていなかったようだ。
昨日の苦労は一体!!。 山を下りると雲はあるが天気は悪くないので、コンビニで食事。 駐車場に座り込んでドライカレーを食っていると ”ねぷた”を積んだトラックが通ったのですかさず 使い捨てカメラでパシャリ!!。ちなみにテントも広げて乾かした。結構迷惑?。 青森市をさける道を通って北へ。 |
不安度: ★☆ |
北へ (その5) |
夏泊半島の付け根辺りから雨がぱらぱら。
次第に本降り。今日も雨?。まずいな。
仕方なく合羽を着る。 むつはまなすラインを北へ。下北半島を一気に駆け登る。遠い。 むつ市で給油。なぜか3人くらい若めの人がでてきてよくしゃべる。 よくわからんがこういうのも特に嫌いではない。 本州最北端を目指す。確かPM1:30ぐらい。すでに時間的にきつい。 |
不安度: ★☆ |
大間崎
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大間の町についてから右左と細かく町中を走らされる。
途中で本州最北端の宿もある。
むつ市から多少道をショートカットしたにもかかわらず着いたのはPM3:30頃。
雨のため出発が遅れたのがそのまま響いている。予定より2時間ほど遅れ。 本州最北端の地。「こゝ本州最北端の地」の碑がある。 なぜかマグロの像もある。 とにかく風が強い。沖の弁天島の白黒の灯台と函館市が見える。 ちなみに「本州最北端大間崎到着証明書」というのを売っている。 当然買った。200円也。 また、「本州最北端の店」、「本州最北端観光みやげ」 と似たような店が並んでいる。 イカがたくさん並んでいる。ここでお土産を買う。お土産屋でも証明書をくれた。 1時間も滞在してしまった。 |
おすすめ度: ★★★☆ (天気が良ければ |
恐山
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見通しの悪い山道を登り恐山へ。
菩提寺に着く。日本三大霊場の一つ。 時間がないので中には入らなかったが人気は少ない。 少し前ならイタコがたくさん来たことだろう。 6体の仏像が並び、 賽の河原(リンク先の写真の向こう)には硫黄を含んだ と思われる小さな流れが幾筋も流れている。 植物は全く生えていない、荒涼とした風景。 なぜかカラスがたくさんいる。この辺に餌場があるとは思えないのだが...。 ちなみにバックにフンをつけられた。 すでにPM6時。 今日はキャンプではなく、宿なのでPM8時頃着くと強気の連絡を入れた。 今日の出発点のそばまで戻らなくては行けないのに...。 | おすすめ度: ★★★★+α?
不安度: ★★★☆ |
尻屋崎 |
実はこのツーリングで2番目期待していた場所。
時間が無く行けなかった。これだけが
未だに心残り。くやしい。 下北半島の北東端。日本で一番絵になる岬との声もある。 白亜の灯台が建ち、「本州最涯の地」の碑が建つそうだ。古くからガス(濃霧)が発生しやすく、 海の難所といわれていて、光度200万カンデラ、光達距離34kmの 日本一明るい灯台である。 放牧されたまま冬を越す「寒立馬」も見られるはず。 「いつかきっと」と思うがここまでがとにかく遠いんだよな。 |
残念度: ★★★★★★★ |
南へ |
後ろ髪を引かれながら、南へ。 宿まで100kmちかくある。 今日は元々厳しい日程で当初は戻れるところまで戻るつもり だったのだが、出発が2日遅れた関係で日程を1日減らしたのが たたっている。 山奥の宿を取ってしまったのも厳しかった。 それでもがんばって何とかPM7:30過ぎには七戸に着くが 既に雨でシールドもメガネも役立たずになっていた。 これからまた山道、昨日の悪夢が再び...。 | 不安度: ★★★☆ |
山道 |
最初は割と直線的な道なので安心していたが、昨日のこともあるので
慎重に分岐点を確かめながら走る。 そのうち完全な一本道なるが、既に山道なので見通しが非常に悪い上にガスって見えない状態。 こういうときに前を走るのは後ろを付いて行くよりも 3倍以上はしんどい。 今までも時間(距離)的に厳しく、PM11時頃まで走ったこともあったが 今回は時間は早いとはいえ、雨とガスで苦労することが多い。 メーターがマイル表示のため、残り距離の見積りを誤り思ったよりも距離があったが 昨日より先の見えない道が短かったのとテントを張らずに済むと言うことで 気は少しだけ楽だった。 | 不安度: ★★★★ |
谷地温泉
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予定より予定通り?遅れて、20:20頃到着。
かなり遅く付いたのに宿の人はものすごく親切で頭が下がる。
リフォームされているようだが、雰囲気のある一軒宿。
小さなキャンプ場も併設されている。 イタチの仲間の”テン”がでるらしく。 ニュースになったときのビデオや ぬいぐるみも売っている。ちなみに一つ買った。 散歩コースも幾つかあり、 宿の中にスタート点があったりもする。 となりの湿原の展望台(といっても4,5段程度の台)もある。 無料休憩所やイワナ料理も食べられる。 料理もおいしかったが、おひつに2人で3杯ずつ食べても2杯分以上余るほど ご飯は食べられません。ちなみに朝はもっとたくさん入っていた。(-。-;) お風呂は大きくはないが、落ち着ける。ぬるい湯と普通くらいの湯の2種類。 ミニ打たせ湯もある。 混んでる時を外せばおすすめ。 次の日の朝、観光バス(温泉巡りツアー?)がたくさん来たが、 あんなにたくさんどうすんだろ?。10人も入ればいっぱいの風呂なのに...。 | おすすめ度: ★★★★★ |