悪心


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古い墓地
キーパー:そんなこんなで丘の頂上から15分ほど降りていくと、人間が住んでいるという最初の明確な証拠が現れます。粗末な木のフェンスが木々や下生えを取り去った緩やかな高台を囲んでいます。谷の過去の住人たちの最終の眠りの地であることを示す粗末な木製の目印や磨耗した墓石が高台の開拓地に点在しています
ジョルジュ:ぼ、墓地!!
ギベール:「こいつあ立派な後世だ。まああっしには関係のない事ですがね」
キーパー:墓地は奇妙な静けさに包まれています。〈アイデア〉(二人とも成功)。一瞬前までやかましく夕の囀りをしていた鳥たちの声が聞こえなくなっていることに気付きます
ギベール:「……」きょろ、きょろ
キーパー:次いで〈騎乗〉(ジョルジュが成功)。馬は落ち着きをなくして飛んだり跳ねたりします
ギベール:「どう! どうどう! わあああ」
ジョルジュ:ギベールさんの馬の手綱を握ろうとします。「どう~どう~」
キーパー:ブルルルルっと鼻息荒く、馬は前足で地面を蹴ったりしています
ギベール:落馬?! ねえ落馬ですかっ?(笑)
キーパー:そこまで大暴れではありません(^^; 曲乗りしていたら落馬します
ギベール:ジョルジュさんの手助けがあれば馬は落ち着きますか?>キーパー
キーパー:居心地悪そうにしていますが、急に走り出したりするほどではありません
ギベール:「はー。おかしいですなあ。いつもは大人しい馬なんですが……。いやあ、助かりましたぜ。……周りに狼でも居ますかね」周囲を観察します
キーパー〈目星〉の半分を>ギベール
ギベール:ちいい。失敗です
キーパー:特に何かがいるわけではないようです>ギベール
ジョルジュ:まわりを警戒しながら、「ギベール君、気をつけたまえ」と武器と盾の準備を
ギベール:「分かりやした」緊張の面持ちで周囲を見渡し「……何もいやせんね」>ジョルジュ
ジョルジュ:「ん、そうか」と警戒は解きません。馬の様子はどうですか? 興奮状態ですか?
キーパー:馬は相変わらず落ち着きません。ただ、墓地の様子がちょっと普通ではないことに気付きました>ギベール
ギベール:「ん」
キーパー:墓地には掘り返されたような跡がいくつかあるようです>ギベール
ジョルジュ:周りを警戒しながら「ギベール君どうかしたのかね?」
ギベール:こー普通に埋葬が行われた後……のように見えますか? というかそういう設定で自分を納得させたいです(笑)
キーパー:過去に何度か掘り返された古い墓がいくつもあることが分かります。暴かれた穴の横に掘り返した土の山(今では固まっています)ができている墓が、少なくとも6つあります
ギベール:「あれをご覧なせえ」>墓の跡
ジョルジュ:「なんて冒涜的なことを!」と少し怒りにじませます
ギベール:「旦那……こいつは係わり合いにならねえ方が良さそうで……」おびえ気味に>ジョルジュ
ジョルジュ:墓あらしはキリスト教で一般的に冒涜的なことでいいんですよね?
キーパー:魔女や悪魔がやる行為です<墓荒らし
ギベール:墓暴きは犯罪……と考えて良いんですね?(笑)
キーパー:罰せられない理由はないですね<墓荒らし
ギベール:「あの土の具合から言って……昨日、今日の事じゃあありますまい。後は村の人間に任せましょうや」ビクビクブルブル>ジョルジュ
ジョルジュ:「いいや、犯人を見つけ出すべきだ」と怒り気味です。言いくるめてくださいw>ギベール
ギベール:えーと  1.村の事は村人に任せるのが筋である。 2.ここでうかつに関われば我々が墓を暴こうとしていると誤解される可能性がある。この二点を力説してジョルジュを言いくるめたいです>キーパー&ジョルジュ
キーパー:言いくるめられるかはジョルジュ次第です
ジョルジュ:たぶん冷静にギベールさんに言われれば簡単に説得されるかと思います>ギベール、キーパー
キーパー:ではこれ以上調べないということで>ALL
ギベール:「ささ、誤解を受けぬ振る舞いも騎士の美徳じゃあ御座いませんか」>ジョルジュ
ジョルジュ:了解「む、む~」と渋々と歩いていきます

ライン

ベルトワール登場
キーパー:墓地から立ち去ろうとすると、近くの森から若者が大またで歩いて現れます
ギベール:「こいつあこいつは」ちょっと警戒しつつ"歓迎の演技"をします>若者
キーパー:ジョルジュとギベールを見ると驚いて、若者は足を止めます。まだ20歳にはなっていないような、痩せて筋張った感じの若者です
ジョルジュ:とりあえず、さっきの反省から冷静にならなければと気持ち切り替えています。
キーパー:身なりはなかなか良い若者です。〈地位〉>ALL(ジョルジュが成功)。彼の着ている服には貴族の印がついています
ジョルジュ:「ん! その印は!!」と青年の顔をまじまじと眺めます。なにか思い出しませんか?>キーパー
ベルトワールキーパー:青白い肌をした不健康そうな青年で、平らな鼻、藁のような髪、黄白色の瞳という醜い容貌です。どれくらい醜いかというと、APP 4です。ジョルジュの133%くらいの容貌ですね
ギベール:わはは(笑)>+33%。「あっしは旅の者でさあ。この先で宿を借りられれば重畳と思いやす」異形に対する恐怖を隠して一礼>若者
キーパー:青年「……あなた方は? 父上の土地で何をしているのですか?」
ギベール:「この辺りに騎士領がありますのを覚えていたもので急遽立ち寄りました。一夜の宿をお借りしたい……ってこってす。道に不案内の為にちと迷いました。人里に出るにはこの道を真っ直ぐで宜しいですかい?」
キーパー:青年「……旅のお方ですか? アルドールへ行きたいと?」
ジョルジュ:馬から降りて名乗りを上げてもいいですかね? 礼儀正しくで。「自分はジョルジュという旅の者。失礼でなければあなたのお名前をお聞かせくださいませんか?」と聞きます。
ギベール:おお。そだ馬上でしたな。ジョルジュを見習って下馬し、後についてお辞儀をする
キーパー:青年「! 大変失礼をしました。旅の戦士殿。私はベルトワール・ダルドール(Beltwoirle d'Aldoles)。父のエリックはこの地を治める者です」 ベルトワールは〈地位〉ロールでジョルジュの身分を悟ったようです。露骨に態度が変ります
ギベール:(わーい。社会身分度万歳~(笑))
ジョルジュ:(わ~い身分制度万歳~)青年の話を聞いて「エリック殿のご子息でしたか? 失礼いたしました、若い時分に御父上には剣のご指導を受けた身です」と勝手に言ってもいいですか?>キーパー
キーパー:なるほど。許可しましょう>ジョルジュ
キーパー:ベルトワール「父のお知り合いの方でしたか! それならばなおさら失礼をしました。今晩はぜひ我が家の歓待を受けていただきたい! あ、御付の方もどうぞご一緒に」
ギベール:「あっしはジョルジュ様とご一緒させていただいているしがない免罪符売りに御座います。ギベールと申す者でございやす」>ベルトワール様
キーパー:ベルトワール「ギベールさんですね。どうも」
ギベール:「以後、お見知りおきを」
キーパー:露骨に態度が違います(^^;) この時代、〈地位〉とはそういうものです。多分
ギベール:さもありなん。まあなんつーか旅のラッキーでコネが出来たんで楽できそうだと非常に楽観的態度に切り替わります……が
キーパー:ベルトワール「さ、こんな陰気な場所からは離れましょう。私が道案内をいたしますので」
ジョルジュ:「なんと、本当ですか? ちょうど親友との旅の途中で泊る所に困っていたところでした。ではよろしくお願いいたします」
ギベール:アレ(墓の惨状)はベルトワールの視界に入ってますか?>キーパー
キーパー:間違いなく入っているでしょう>ギベール
ギベール:そーかー……。挨拶をしながらチラチラと目で「暴かれた墓」を盗み見る仕草。
キーパー:ベルトワール「ささ、こちらです」
ジョルジュ:「ところで、あの墓地の荒らされた跡は……」と話しますが
ギベール:(ぐっじょぶ、会話の切り込み隊長(笑))
ジョルジュ:(天然なので空気読まないので怖いもの知らずですw>会話の切り込み隊長)
キーパー:ベルトワール「数年前にローマ人の宝石を狙った墓泥棒によって掘り返されたのです。あの墓は村の墓ではなく、もっと古い、古代ローマ人たちが埋葬されている墓地なんですよ」
ギベール:「そいつは恐れ知らずな悪党共だ」演技です。演技(笑)
キーパー:ベルトワール「かつて、小さなローマの入植地が谷を見下ろす側の丘に建設されたのです。今、その場所にはベネディクト会の修道士たちが居住しています。当時の街の遺跡がいくつか残っており、修道院の土台となっています」
ジョルジュ:「しかし、あのような冒涜的な行為を許すとは……。村の秩序をたもてなくなるのでは?」と怒り気味
キーパー:ベルトワール「確かに冒涜的なことです。幸い村には何ら被害が出なかったのですが」
ギベール:「犯人は捕まりましたんで?」>ベルトワール
キーパー:ベルトワール「いいえ。6つほど墓を掘り起こして、墓荒らしは収まったようです。大した収穫がなかったのかもしれませんね」
ギベール:「まったく罪深い事で御座いますねえ(って上手く逃げおおせやがったか宝石泥棒めえ)」>ベルトワール
ジョルジュ:「なんと犯人は捕まっていないとは……」と昔のエリックさんならそんな甘い仕事はしないはずなのにと独り言
キーパー:ベルトワール「ちなみに、ほら、丘の上の崖の突端に修道院があるのが見えますか?」
ジョルジュ:その方向をみます>丘の上の修道院
ギベール:「はあ……どれどれ」見ます
キーパー:来る途中に見えた修道院です。修道院へ行く道、村へ向かう道に道が分かれています。もちろんベルトワールは村への道を案内します
ギベール:村から院に行こうとしたら馬で行けますか? またその所要時間は大まかにどの位でしょうか?>キーパー
キーパー:村から馬で1時間ちょっとという所です<修道院
キーパー:ベルトワール「あの修道院がローマの遺跡の上に建てられたものです。かつてあったローマの街が、一夜にして破壊されたその跡地に、あの修道院は建っているんですよ」
ギベール:「ほお……? 一夜にして?」 ギラリとちょっと卑しい表情を垣間見せ観察>修道院
ジョルジュ:ベルトワールさんの話を聞き興味をひかれます。>一夜にして破壊されたその跡地
キーパー:ベルトワール「ある偉大なる眠れる邪悪が目を覚まして、街を破壊したという伝説があるのです。愚かな異教徒の神話に過ぎませんが」
ギベール:(いーーーやーーー(^^;))
ジョルジュ:(もうー生きて帰れないかもー!!w)
キーパー:ベルトワール「真偽はともかく、その街の司祭を、狂乱の殺人者に変える何かがあったかもしれないということは、なかなか興味深いことですけどね」
ギベール:「それは壮大な御伽噺でござんすね」愛想笑い>ジョルジュ&ベルトワール
キーパー〈アイデア〉>ALL
ギベール:(成功)いーやー知りたくないっ(笑)
ジョルジュ:(成功)知りたい知りたい~!w
キーパー:ベルトワールは随分と修道院の成り立ちに興味を持っていそうです。続いて〈騎乗〉ALL
ジョルジュ:成功だす。死ぬな~w
キーパー:馬は相変わらず落ち着きません。まるで、周囲の森に何かが潜んでいるかのように……