悪心


3


キーパー:墓地からさらに30分ほど行くと、森が開けて開墾された平地に出ます。そろそろ夕日も弱い光しかなくなり、代わりに夜の帳が下りてきています。子供たちによって作られたいくつかの大きな篝火が村へ続く大通りに置かれ、不快な明かりでくすんだ入植地を照らしています
ジョルジュ:不吉だ描写がw
キーパー:弱弱しい、見通しの利かない揺れる明かりですから<篝火
ギベール:不吉だ……>弱く揺れる篝火
ジョルジュ:村人の家の明かりは見えますか?
キーパー:夕食の支度をしているのか、どの家からも煙と良い匂いが立ち上っています>ジョルジュ
ギベール:人里にたどり着いて「ほ」っと一心地つきます
ジョルジュ:匂いはどんな香りですか? 可能なら何を食べているかわかりますか?
キーパー:匂いは……何かを焼いたり炒めたりしている匂いです。ただし、肉ではないでしょう>ジョルジュ
ジョルジュ:なにか引っかかるものがあり再度「エリック殿はお元気か?」と声をかけます
キーパー:ベルトワール「歳を取ってそれなりですが、健康かどうかといわれればいたって健康です」>ジョルジュ
ジョルジュ:ベルトワールの話を聞きながら「それを聞いて安心しました」と再会を喜んでみたりびくびくしてみたりw
キーパー:村の動物が草を食べる牧草地の周りに建つ2ダースほどの質素な木造家屋で、村は構成されています。村の中心近くに建つ石造りの土台の質素な木造の教会が、この入植地で最も大きく豪華な建造物です。教会墓地では新しい土と花が高く積まれた最近の墓が目に付きます
ギベール:(ああ、なるほど教会墓地はこっちにあって外にあるのは完全に古い墓地なんですね。まあ共用かもしれませんが)
キーパー:旅人自体が珍しいらしく、外にいた人々はあなたたち(&ベルトワール)を見て足を止めています
ギベール:ちっと花の新しさが気に掛かりますね。どの位ありますか?>最近の墓
キーパー:二つあります>ギベール
ジョルジュ:村人に会釈しながら観察。その時のベルトワールの観察も怠りません。村人もがりがりにやせていますか?
キーパー:村人は痩せている者もいれば太っている者もいます。〈アイデア〉>ジョルジュ
ジョルジュ:また成功
キーパー:ベルトワールはほとんど村人に注意を払っていませんし、村人はどうやらベルトワールを嫌っているようです。明らかに舌打ちをしている者も見受けられます>ジョルジュ
ギベール:不吉の象徴なんでしょうね……>APP 4の若君
キーパー:そして〈目星〉>ALL。(二人とも成功)いくつかの家の裏手に大きな木製の食事皿とミルク用のマグカップが置かれていることに気づきます。次いで〈オカルト〉。(これは二人とも失敗)それが何を意味するかはわかりかねますなぁ>ALL
ギベール:PL的にはなんとなく分かったけどPCは分かりません(笑)
キーパー:村から少し外れたところに石造りの邸宅が建っています。明らかに村の中の木造家屋とは違うものです
キーパー:ベルトワール「着きました。お疲れ様でした」 邸宅を取り巻く平地は開放的で、極めてよく手入れをされています。邸宅から少し離れた場所に頑丈な木製の馬屋が建っており、ベルトワールはそこへ案内します
ギベール:「これはご立派な建物でございますねえ」
キーパー:客人到着の報せは既に届いていたのか、12歳にはなっていなさそうな大きな目の少年が待っていて、探索者たちの馬を慎重に引いていきます
ギベール:これは「砦」を意識した建物というほどではありませんね? 単純に堅牢な建物?>領主の館
キーパー:村人の家より燃えにくい、という程度です
ギベール:了解>キーパー
ジョルジュ:app 3の笑顔で「馬をよろしく」と少年に言います
キーパー:馬丁の少年「(ビクッ)」>ジョルジュ
ジョルジュ:本人きづかず懲りずににっこり>少年
ギベール:「良しなに」といって1ドゥニエを握らせます。 「このお方も怖いお人ではないのだよ。馬を頼みやすよ」愛想笑い>少年
キーパー:ざっと見ただけで馬屋は大きく上等で、干草は十分に用意されています。3頭の馬が既につながれており、その内の1頭は大きな軍馬です。若い馬丁の仕事振りは、その年齢や極度の緊張にもかかわらず、見事なものです。ベルトワールは「頼むぞ」とそっけなく言った後、しきりに二人を邸宅の中へと誘います
キーパー:ベルトワール「ささ、こちらへ。父も待っているでしょう」
ジョルジュ:軍馬に近づいて馬をまじまじと眺めます「いい馬だな~」
キーパー:ベルトワール「ああ、そうですか? 馬なんかより、どうぞ中へ」
キーパー:ベルトワールが馬に興味がないことは明らかです。現代の若者がバイクや車に興味を持つように、ベルトワールくらいの若者が軍馬にあこがれても不思議はないような気もしますが、個人差はあるでしょう
ギベール:なんとなく少年とベルトワールの関係を察して深く突っ込まない
ジョルジュ:「いい馬ですね。エリック殿の馬ですかね? 見事すぎて見とれてしまいました。すみません」
キーパー〈騎乗〉>ALL。(今度はギベールが成功)なんだか、厩の馬たちも落ち着きを失っているようです>ギベール
ギベール:「……これは」 そういえば……ある種の獣の気配を感じると馬や犬が騒ぐことがある……というような言い伝えを思い出し、ベルトワールに警戒の念を覚えます>キーパー&ジョルジュ
ジョルジュ:近くにいるギベールくんの表情が少し曇ったのを感じますかね?「ふむ……」
ギベール:素早く「馬が怯えたのは狼ではなく、あの時、登場した御仁のせいかも知れませんよ」と言い逃げします(笑)>ジョルジュ&キーパー

ライン

アルドールのエリック
キーパー:屋敷には食堂と住み込みの家臣と4人の召使の寝室を兼ねた大きなホールが一つあります。邸宅の一辺の終端に高座があり、領主とその息子の寝室を隔てる小さな布切れが下がっています。高座を挟む両壁の遠い側に2つのドアがあり、一つは出入り口で、もう一つは食事を用意する小さなキッチンにつながっています。床の中央を占めているのは炉床です
ギベール:なるほど……エコですね。ホールを区切っただけでみんな同居しているような物なんですか?
キーパー:そうです。プライベートもへったくれもないですね。ホールの真ん中で、邸宅の主が待っています
ギベール:「……おっと」
キーパー:邸宅の主は血色の良い肌をした、背の低いがっしりとした男です。50代後半に見えますが、歳の割には筋骨逞しく、均整の取れた体つきを維持しています。彼の息子であるベルトワールとはまったく似ていません
ジョルジュ:エリックさんですかね? 反射的にさっと、ギベールくんの後ろに隠れようとしますw
ギベール:「これはこれはご領主様!」大仰に>主
エリックキーパー:エリック「ようこそ、客人! 主のアルドールのエリック(Eric d'Aldoles)と申す。……ん? そちらの戦士殿は……どこかでお会いしたかな? 見覚えがありますぞ?」
ジョルジュ:ありえるな~と心の隅で思ってます。「いえ、自分は一向に見覚えなどは……」
ギベール:さっと退いてジョルジュをさらしませう(笑)
ジョルジュ:ぎゃー!!!
ギベール:「ほれ、ジョルジュ様。ささ、ささ」(笑)
キーパー:エリック「んん? その汚い顔は……ジョルジュではないか!? 間違いない、その傷だらけの汚い顔はジョルジュ! だがそれがいい!!」 
ギベール:(ナニが「だが! それが良い!」だ(笑))
ジョルジュ:やめてくれーと心叫びながら「はっ、エリック師匠にはご無沙汰しておりますです」と直立不動です
ギベール:「私はこのお方の庇護で旅するしがない免罪符売りで御座います」>エリック
キーパー:エリック「免罪符売り殿、名を聞いても良いか?」>ギベール
ギベール:「お耳汚しでなければギベールとお呼びくださいやし」>エリック
キーパー:エリック「ようこそギベール殿! そしてジョルジュ、相変わらず汚い顔だ。だがそれがいい!」
ギベール:(うわあ、二度言ったよ! このキーパー(笑)。だがそれが良い!(笑))
ジョルジュ:もう、笑うしかない。同じタイプなんで苦手なんでしょうか?>エリック
キーパー:陰気で暗いベルトワールとは正反対の御仁です<エリック 早速宴会の支度を大声で指示しています
ギベール:「旅の途中に難渋しておりましたが……エリック様のご高名を思い出しまして、宜しければ一夜の宿を賜りとうごぜいやす」>エリック
キーパー:エリック「いやいや、ギベール殿。頼むのはこちらの方だ。ぜひとも我が家で歓待を受けて欲しい。外の話も聞きたいしな」
ジョルジュ:師匠の勢いに押されています。「師匠はいつまでも変わらず幸いです。ところで、ご子息がいたとは知りませんでしたよ」
ギベール:そーいやー奥方とか見ませんね?
ジョルジュ:たしかに~>奥方
キーパー:エリック「アレ(奥方)は死んだよ! ソレ(ベルトワール)を産んですぐにな。もともと体が弱かった」
ギベール:エリック、ベルトワール、家臣4人の召使(一人は馬丁?)だけですか>面々
キーパー:家臣の内訳はコック、メイド×2、馬丁です
ジョルジュ:馬鹿なんで同情の涙を浮かべます。「それは辛かったでしょうに……」と言葉詰まる
ギベール:「(この御仁の武器は率直さですな。あっしではこうはいかねえ。しめしめ)」<内心
キーパー:エリック「確かに苦労はかけた。可愛そうだったかも知れんな……。そんな湿っぽい話より、ジョルジュ、その顔に増えた傷の武勇伝を持ってきたのだろうな?」
キーパー:そんなわけで食事が用意されます。料理のほとんどは新鮮な野菜を炒めたものです。しかし、旅行者の報せが最初に届いた時、エリックは数羽の家禽を絞めさせたので、白身の肉がたくさんあります
ギベール:これはかなりの歓待ですねー
キーパー:素朴ですが、かなり奮発したメニューです。この村の1年分の肉の消費量が、この晩のテーブルに載ったといっても過言ではありません
ジョルジュ:大事な財産を消費して歓迎してくれるエリックさんの心を感じ感動しますね
ギベール:「これも宿のご恩返し、あっしも騎士様の武勇伝をお伺いしとうござんすね」>ジョルジュ
ジョルジュ:「ははっ、サラセンの戦士は勇敢で強く血たぎる強敵でした!!」と長話を延々とw
キーパー:2人の内気な少女が次々と大皿を持ってきてゲストの前に置いていきます
ギベール:「(これほどの歓待は表向きの歓待ではできやせんね……ご領主は裏表のない御仁のようだし……ここは素直に美味い思いを……)」シメシメ
キーパー:食事中、エリックは愉快な冗談を言い続け、外の世界のニュースを熱心に知りたがります。また、自分の過去の武勇伝を面白おかしく話してくれます
ギベール:「これほどの手厚い歓迎ははじめてで御座いますよ! ご領主様! 感激に堪えません!」>エリック
ジョルジュ:もごもご肉をほおばりながらエリック師匠の武勇伝は興味津々です「もっと聞かせてください師匠!!」
キーパー:エリック「なに、客人をもてなすのは我が楽しみ。それよりもギベール殿、こちらの皿から料理を取られよ」
ギベール:「なんと寛大な大君主様よ! ありがたく頂戴いたしやすよ!!」>エリック
キーパー:ギベールから見ると鋼鉄の戦士っぽいジョルジュも、エリックの過去の武勇伝の中では狂言回しが良い所です。多分に誇張されているでしょうが
ジョルジュ:「う~ん、やはり師匠は凄すぎる!!」と真剣に武勇伝を聞き入ります
キーパー:エリック「その時、わしの剣が一文字にズバッ! これがなかったらジョルジュの顔の傷はもう一本増えていたであろうよ。なぁ、ジョルジュ!」
ジョルジュ:「はっ、まったくです!! あの時師匠がいなければ自分は生きていませんでした!! しかし、私も剣の修業は怠ってはいません!! できれば稽古を!!」と熱く語りますw ところで、食事中はベルトワールの様子はどうなってますか?
キーパー:ベルトワールはテーブルの隅っこで黙々と食事をしています。何かを考え込んでいるようです>ジョルジュ
ギベール:……内省的で父親とソリの合わない息子……って感じですね>ベルトワール