悪心


4

群集
キーパー:さて、食事を始めて30分ほど経つと、にわかに外が騒がしくなります
ギベール:「? なにやら外が騒がしいようで……」
キーパー:大きな声が上り、松明が揺れているのが感じられます
ジョルジュ:肉をほおばりながらきょろきょろ
キーパー:エリックもベルトワールも特に気にしていないようです。しばらくすると一人の逞しい男が入ってきて、もごもごと慌てて弁解すると、素早くエリックに囁きます。それを聞くとエリックは……
キーパー:エリック「申し訳ない、客人。少し外させていただかなくてはならなくなった」
ジョルジュ:食事の席を中座し「失礼かと思いますが、何か起きたなら自分も手を貸しましょうか?」
ギベール:「もし宜しければお手伝い致します。なあに一宿一飯の恩義も御座います故」>エリック
キーパー:エリック「ううむ。むぅ」
ギベール:「土産話も出来ぬ上、お手伝いもせなんだとあらば奉仕の精神にもとると申します」
キーパー:エリックは申し訳なさそうに唸ると、着いて来いという風に目配せします
ギベール:嬉々として着いていきますー>キーパー
ジョルジュ:ちなみにベルトワールの様子はどうでしょうか?
キーパー:ベルトワールも騒ぎには気付いていますが、席を立つ様子はありません
ジョルジュ:エリックさんについていきます。「ベルトワール殿はいかないのかな?」
キーパー:ベルトワール「……ええ。行きましょう」 渋々といった感じで>ジョルジュ
キーパー:外に出て行くと、邸宅の周りに村の全人口が集まっています。彼らは互いに文句を言い合っていますが、エリックが姿を現すと静かになって、樵のカレンに話させます
ジョルジュ:樵のカレンさんの話に耳を傾けます
キーパー:樵のカレン「ポールの8歳になる息子が薪集めに行ったきり戻らないんです」
キーパー:ポールというのは、恐らくカレンの後ろで取り乱している農夫風の男でしょう。カレンが言うには、数人の男たちが少年を探しに行きましたが、森に入ったところで馬ほどもある巨大な狼を目撃し、村に逃げ帰ってきたとのことです
キーパー:ポール「狼が何だ! 俺は息子を探しに行くぞ!!」
ジョルジュ:話を聞いて驚きます。そして隣にいるベルトワールに「この村ではそんな狼が出るのですか!?」と尋ねる
キーパー:ベルトワール「……聞いたことありませんね」
ギベール:エリックの様子を窺いますー>キーパー
キーパー:エリックはカレンの話を聞いて眉をひそめています。腕組みして何かを考えている様子です
ジョルジュ:(はじめての事件なのか……?>狼)
ギベール:「ご家臣様と共に森に探索においきなさるので?」>エリック
キーパー:エリック「ううむ……」
ギベール:「さすが寛大なる大君主さまだ!」
ジョルジュ:(エリックさんの歯切れの悪い物言いに引っかかるものが……)
キーパー:別の樵ドニ「一昨日、森の奥で洞窟を見つけたんだ。多分まだ誰も知らない洞窟だ。その洞窟の外には……血と骨が散らばっていやがった! あれは悪魔の住処だ!!」
キーパー:群集「がやがや」。
キーパー:すると、さっき邸宅に入ってきた男(シルヴァン)が大声を出して騒ぎを鎮めます
キーパー:シルヴァン「静まれぃ!」
キーパー:シルヴァンは村人の顔役のようで、騒がしかった群衆はその一喝でピタリと静まります
ギベール:「お」
ジョルジュ:ベルトワールさんはどんな感じですかね? シルヴァンを嫌っている感じとかありますか?>キーパー
キーパー:ベルトワールは騒ぎに関心がなさそうです。食事の最中同様、何か考え事をしています
キーパー:エリック「すぐに行動を起こさなくてはなるまい。ポールの息子はわしが見つけ出してみせよう!」
キーパー:エリックはドニに命じて洞窟へ案内させるつもりです。そこが怪しいとにらんでいるようです
ジョルジュ:「おおー! 子供を取り返そう!!」と無駄にテンションをあげますw
ギベール:ひ弱なギベールにとってはエリックとジョルジュと一緒に居るのが一番安全だからなあ……着いていきましょ>キーパー
キーパー:エリックが「誰かついて来る者はいないか!?」というと、シルヴァンが名乗りを上げて、「お前とお前とお前も着いて来い」という感じで適当に村人をチョイスします
キーパー:エリック「くつろいでもらうつもりが、面目ない。ぜひとも力を貸して欲しい」>ジョルジュ&ギベール
ギベール:「いえ。あっしにも何かお手伝いができればこれに勝る喜びはござんせんよ」>エリック
ジョルジュ:「師匠に恩返しができるなら、どうかこの私を使ってやってください!!」とハイテンションw
ギベール:人ほどもある巨大狼というのも怖いもの見たさで(^^;
ジョルジュ:確かに普通に怖いですねw>巨大狼 洞窟に向かう途中可能ならベルトワールに「さっきから物思いにふけっていますが、何か悩みでも」と声をかけたいです。行かないかな?
ギベール:ベルトワールも来ますか?
キーパー:ベルトワールは同行しません。エリックは失望の一瞥を彼に与え、息子に狼が見つかるまで邸宅と残った村人を守るように命令します
ギベール:やっぱり……

ライン

洞窟
村人たちキーパー:急いで捜索隊の準備が整えられます。鎌や干草用のフォークが用意され、シルヴァン、ドニ、農民5人の手に渡されます(農民5人のなかにはもちろん少年の父親ポールもいます)。エリックはヘルメットを被り、バーニー(胴鎧)をつけ、盾と大剣を持って邸宅から現れます。彼の鎧姿(そしてジョルジュが持っている武器)を見て、村人は大いに勇気づけられます。そして小さな一団が村の外れへと進むと、彼らは激励と賞賛の歓声を上げます
キーパー:村人「頼んだぞー!」
ジョルジュ:エリックさんと一緒の戦場で戦えることで喜びがあふれかえっています
キーパー:村人「エリック様、万歳!」
キーパー:エリック「よし、行くぞ、皆の者!!」
ジョルジュ:自分も「おー!」つづきます
ギベール:「おー(とりあえず見るべきものを見たら後はエリック殿に任せて)」
キーパー:村の篝火の明るい光はあまりにも早く届かなくなってしまい、一行は暗い平地を横切って濃くもつれ合った森へ入ることになります。ねじれた枝と聳え立つ木々の中では、一行の虚勢も次第に萎んでいきます。松明のちらちらした光では、数フィートかそこらを見通すことが精一杯です。森の影は恐怖と不安を形作ります。エリックとシルヴァンの士気を上げようという努力にもかかわらず、森の奥へ進むほどに農民たちはますます怯えていきます
ギベール:「(なんか気を紛らわせるものが必要かの)そういえば、ちょっと気になったのですがー」
キーパー:エリック「?」
ギベール:「村の家々の窓に皿とマグが置かれてありましたが、あれは何かのまじないですか?」>エリック
キーパー:エリック「あれは小さき人々へのためのものだ。そういう迷信が、この地にはある」
ギベール:「小さき人々?」
ジョルジュ:「小さき人々……」興味津津
キーパー:エリック「森に住む、古代ローマ人より古い民だ。しかし、今はそれどころではない。小さき人々は狼ではないからな」
ギベール:「……おお」
キーパー:(現在の時刻は18:30くらいということで)
ギベール:「そういえば私も聞いた事があります。そういった"小さき人への施し"を絶やさぬ村人には加護があるに違いありません」>エリック&怯えた村人
キーパー:エリック「そうだと良いがな」>ギベール
キーパー:さて、10分ほど歩いた後、1人の農民がそれ以上進めなくなり、シルヴァンの罵声や脅迫も聞かずに逃げ出します
ギベール:おーい。余計危険だぞー(^^;>個別離脱
キーパー:捜索隊、一人減
ジョルジュ:ホラーの定番ですねw>個別離脱
キーパー〈聞き耳〉>ALL(二人とも失敗)。ふむふむ(※実はこの〈聞き耳〉はプレイヤーの不安を煽るだけの演出です)
ギベール:エリック、ジョルジュ、シルヴァン、ドニ、ギベール+……後何人ですっけ?
キーパー:農民4人
ギベール:了解>キーパー
キーパー〈目星〉>ALL
ジョルジュ:なんとか成功(ギベールは失敗)
キーパー:ふむふむ(※これも演出)。さらに10分ほど行くと、一行は洞窟の周りの開拓地にたどり着きます。樵が言っていた、血塗れの遺体の一部が開拓地一面にまき散らかされていた場所です。死骸の大部分は動物の臓器のようで、大きいものも小さいものもあります。部分的に齧られた骨も目に付き、そばの地面に極めて大きな歯が落ちています
ギベール:(ひいいいい)「ほ、本当だ……」ゾク
ジョルジュ:自分は平気でしょうねw 見慣れた風景?
キーパー:動物の死体ですので、正気度ロールはいりません。〈目星〉の半分か〈追跡〉>ALL(二人とも失敗)。暗くて細かいところまでは見えません。とりあえず骨や肉片の向こうに洞窟が口をあけています
キーパー:エリック「さて、行くか!?」
キーパー:ポール「早く入りましょう!」
ギベール:「行ってらっしゃーい~」
ジョルジュ:「お供します」>エリック
キーパー:ポール「お願いします、戦士殿」>ジョルジュ
ジョルジュ:「ポールさんも気を抜かず」と進みます
キーパー:中に入るのはエリック、ジョルジュ、ポール?
ギベール:「そ、それではっ、僭越ながら私めが松明などお持ちして付き従いますっ」ガチガチブルブル
ジョルジュ:(ギベールさん、素敵です!! 勇者だ!!w) 洞窟はどのくらいの大きさですか? 可能ならエリックさんと一緒に並びたいですが?>キーパー
ギベール:そ、それは重要だ>洞窟の巾や大きさ
キーパー:洞窟は直径2メートル半くらいなので、二人まで並べるでしょう。入り口に立つと、濡れた動物の毛皮の強烈な臭いがします
ギベール:エリック、ジョルジュ、一歩遅れてポールとギベールですね>隊列 うわー気をそそる匂いだあ(棒読み)
ジョルジュ:では二人並びます「うっ、この臭いは」
キーパー:洞窟に入った勇敢な4人は、すぐに内部がそれほど広くないことに気づきます
ギベール:できるだけ高く松明をかざしてジョルジュの前方を照らすように<行動
キーパー:つーか、内部全体がすぐに見渡せますよ。狼の姿は……ありません。もちろん子供の姿も。入り口からおよそ6メートルほどの場所に、多数の燃え尽きたロウソクに囲まれて、防水性の皮の包みがあります
ギベール:「!」>皮の包み
キーパー:エリック「む?」
キーパー:包みの大きさは30センチくらいです
ジョルジュ:(人がいた形跡?>ロウソク)
ギベール:(狼はロウソクを点灯しませんからねえ)
キーパー:(野生動物、であれば)
ギベール:疑うまでもなく脇道や視線を隠す岩もないですよね>キーパー
キーパー:ないです
ジョルジュ:防水性の皮の包みを調べてみたいのですが?>キーパー
キーパー:何重にも厳重に縛られた皮の中には、ラテン語で書かれた古い巻き物が入っています>ジョルジュ
巻き物ジョルジュ:ぎゃーーー!!!
ギベール:「そ……それは?」>巻物
キーパー〈他国語(ラテン語)〉>ALL
ギベール〈他国語(ラテン語)〉21%(失敗)。むう
キーパー:読めませんが、明らかに場違いなアイテムではあります
ギベール:「それはラテン語ですね。この場では読み解くのに不適当ですがゆっくり解読すればあるいは……」>ジョルジュ&ALL
キーパー:エリック「巻き物も気になるが、今はそれどころではないな。しかし、何もいないではないか」
ジョルジュ:いちおう、エリックさんの顔色を見てみたいですが>キーパー
キーパー:エリックは当てが外れて焦っています。ポールも同様です。そんなことをしていると……
ギベール:と?
キーパー:「ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」