悪心


9

地下室の五芒星
ジョルジュ:「どこに連れて行かれるんだ」といいながら、ベルトワールをみます>キーパー
キーパー:ベルトワール「……分からない。でも私の予想が正しければ……ああ、もうだめだ」
ジョルジュ:(だめなんだーw>ベルトワール)
ギベール:(何か出てきそうだなあ……)
ジョルジュ:「せめて、剣を握って戦い死にたかった」とつぶやきます
キーパー:ギベールとジョルジュとベルトワールは燃え盛る修道院長室とは反対側の、物置のような部屋に連行されていきます。物置の床には穴が開いていて、そこへ無造作にポイと投げ込まれます
ジョルジュ:おお! 巨大マイマイか!?
キーパー:落下のダメージを受けます。〈跳躍〉に成功すればダメージを減らせます>ALL
ギベール:んな身体技能に割り振るポイントなぞ無いっ。基本(25%)ですね>〈跳躍〉。えい。(出目は87)失敗
ジョルジュ:(出目は46)失敗です。「しぬ~」
ギベール:ドサ、で済みましたな……(ダメージは2ポイント)HP12>10
ジョルジュ:ぶっ!(ダメージは6ポイント)HP11→5
キーパー:ジョルジュは気絶判定です。CON 11*5=55%(ジョルジュのロールは55)
ギベール:うはっ
ジョルジュ:成功!?
キーパー:ちょうど成功ですね。幸運なんだか不幸なんだか(ニヤリ)。落下した先は地下室になっていて、部屋の中心に五芒星が描かれています。あなたたちを投げ込んだゾンビたちも穴へと飛び降りてきます。様子からすると、ここは古代ローマ帝国時代の地下室のようです
ジョルジュ:「う、う……ここは?」周りを見渡します。
ギベール:えーと広さと一緒に落ちてきたゾンビの数は……どのくらいでしょう>キーパー
キーパー:降りてきたゾンビは6体。地下室で待っていたゾンビが3体いるので全部で9体です
ギベール:いやああああ>お待ちかね ベルトワールは生きてるかな?
キーパー:ベルトワールはどうにか生きています。ゾンビたちは先ほどと同様に組み付いてきてあなたたちを組み伏せます
ギベール:どーも先ほどからベルトワールの態度が解せないというかピースが嵌らないので抵抗したい所ですが……
キーパー:ベルトワール「クリスティアンめ……あれほど止めたのに……」
ギベール:「わ、我々が血の生贄ですか! 生贄なのですか!」悲鳴>ベルトワール
キーパー:ベルトワール「生贄は……きっと私でしょう。そしてクリスティアンも……」
ギベール:「な、ナニをおっしゃっているのかさっぱり分かりませぬぞ!?」>ベルトワール
キーパー:ゾンビの中には明らかに他のゾンビとは違う服装の1体がいます。あれが修道院長かもしれません。頭は首の皮1枚でつながってダラリと下がっていますが
ギベール:いーやー(力なく)
キーパー:そうこうしていると背後でドサドサと何かが落ちてくる音がします。振り返るとエリックと修道服を着た若者が上から落ちてきたようです
ジョルジュ:それを見て「師匠!!」となんとか駆けつけようとします。
キーパー:ついでに残りゾンビたちも降りてきて、ゾンビは12体になりました。エリックとともに落ちてきた若者を見てベルトワールは力なくその名を呼びます
ギベール:?
キーパー:ベルトワール「……クリスティアン……この愚か者めが」
ギベール:「あ、あの若者がクリスティアン? では死体共を操っている者は?」
キーパー:クリスティアン「……くそ、どうしてオレまで」
キーパー:ベルトワール「忘れたのか? 儀式の最後に現れる最も暗き存在は、もし力のある五芒星に抑えられていなければ、約束された犠牲者同様、召喚者をも喰らおうとすることを……。約束された犠牲者とは私だろう? そして召喚者たるお前は儀式をしくじった。おそらくは修道院長にでも邪魔されたのだろう?」

ライン

バグ=シャース
キーパー:さて……部屋にある五芒星の中に何かが現れます。それは無数の目と気味の悪いメロディーを口ずさむ数え切れないほどの口を持つ闇の塊のように見えます
バグ=シャースジョルジュ:「なんだ……あれは……」茫然
キーパー:クリスティアン「……かつてここにあった街を滅ぼした"闇と共に来るもの"……バグ=シャース……力のある五芒星に抑えられていなければ、約束された犠牲者同様、召喚者をも喰らおうとする……」
キーパー正気度ロールをしましょう>ALL(二人とも成功。ギベールは2ポイント、ジョルジュは3ポイント失いました)
キーパー:ゾンビによってクリスティアンとベルトワールが五芒星の方へ引きずられていきます。エリック「くそぅ! ベルトワール! 息子よ!!」
ギベール:必死に生き延びる方策を探して周囲を見回す
キーパー:ゾンビはギベールを押さえつけていますが、それ以上何かをする様子はありません
ギベール:この部屋には杯状の物はないですよね?>キーパー
ジョルジュ:(探すの忘れていた杯(汗))
キーパー:杯 〈目星〉>ギベール
ギベール:(出目は82)失敗です(--;
キーパー:暗くてそれらしきものは発見できません>ギベール
ギベール:「くそう、暗くてよく見えんぞ! さ、杯は!」
キーパー:ベルトワール「……」(ズルズル)
キーパー:クリスティアン「うわーーー! 放せ! 死にたくないっ!!」(ズルズル)
ジョルジュ:「離せ! 離せ!! どうしたらいい、ギベール君!!」と声をからす
キーパー:ベルトワールとクリスティアンは五芒星に投げ込まれ……五芒星の中の暗黒の存在の無数の口で貪り食われました

ギベール:「さ、杯はあるか!」>ジョルジュ
ジョルジュ:ギベール君の声を聞き「杯!」を思い出し周りにそれらしいものがないか必死に探します
キーパー〈目星〉>ジョルジュ(ロールの出目は15)
ギベール:おおお
ジョルジュ:成功! でも動けない~自分(汗)
キーパー:部屋の隅に聖杯の形に作られた黄ばんだ頭蓋骨があることに気付きます>ジョルジュ
ギベール:(うわっ、背徳系!)
ジョルジュ:(聖杯の形に作られた黄ばんだ頭蓋骨>かっこいい!)見つけた杯をギベール君にも伝えます。エリックさんは動けますか?>キーパー
キーパー:動けるならエリックはベルトワールの救出に向かっているでしょう

キーパー:次はお前たちの番だ、という不気味な雰囲気が五芒星の中から向けられます
ジョルジュ:あきらめません。あがきます。「俺の体も魂もくれてやる! 悪魔でも何でもいい! たすけてくれ!」
キーパー:もし本当にその発言をするなら、ジョルジュは信仰を失いますが、それでも良いですね?>ジョルジュ
ジョルジュ:かまいません! せめてギベールさんだけでも。「たのむ! せめて友だけでも命を救ってくれ!!」と懇願します。……無駄ですかね……
キーパー:ではジョルジュは信仰を失いました。しかし残念ながらアヴェロワーニュの規則に「聖水と祈祷は魔術、モンスター、悪魔、どんな種類の魔法に対しても無力です」と記されています
ギベール:「旦那……この世にはねえ……神も悪魔もいやしませんやね……あんたー馬鹿な事しなさった。しかし……いじきたねえ罪びとは最後まであがくとしやすかっ」
ジョルジュ:(おおお! すばらしい!!>アヴェロワーニュの規則)声がかれるまで「助けてくれ!!」と叫び続けます
ギベール:「旦那! あきらめちゃあいけやせん! 最後の最後まであがきますぜ!」>ジョルジュ
ジョルジュ:声がかれるまで悪魔に懇願しています。「助けてくれー! たすけてくれー!!」

 ジョルジュとギベールは定命の罪人らしく最後の足掻きをしますが、ゾンビたちの包囲網を突破するまでは行かず、五芒星の縁まで引きずられていきます。

ギベール:「ちくしょおおおお」
キーパー:これで万事休すです

ライン

生き残った者たち
キーパー:ベルトワールとクリスティアンが何度か言っていることを思い出しましょう。「儀式の最後に最も暗き存在が現れ、もし力のある五芒星に抑えられていなければ、約束された犠牲者同様、召喚者をも喰らおうとします」。“約束された犠牲者同様、召喚者をも喰らおうとします”。ベルトワールは約束された犠牲者と召喚者が誰であると言っていましたっけ?
ジョルジュ:……すでに犠牲者も召喚者もくわれた?
キーパー:ジョルジュが正解です。五芒星の縁にあなたたちが立つと、五芒星の中の存在は無数の口でニヤリといやらしい笑みを浮かべて……直後にその姿を消しました。暗黒の存在が消えると、ゾンビたちは糸の切れた操り人形のようにバタバタと倒れます
ジョルジュ:って、終わったのか……(少しほっとする)「食われなかった……? ギベール君、師匠無事かい?」
キーパー:修道院に残されたのはギベール、ジョルジュ、エリックと、数多くの修道士の死体です
ギベール:「おかげさんで助かりました……やれやれ」>ジョルジュ
ジョルジュ:自分は信仰を失ったことに絶望しています。涙を流し「な、なんてことを……お、愚かな……うっ、ううっ……」
キーパー:放心状態のエリックを連れて村へ帰りましょう。失ったものが多すぎました……
キーパー:エリック「おお、ベルトワール、息子が……」
ギベール:「息子さんは村の為に身を捧げたんですよ」>エリック
キーパー:エリック「そうだな。そうだと信じたい……」
ギベール:「あの方はあの方なりに領地を心配しなすってたんですよ」>エリック
ジョルジュ:自分に絶望しながら、二人の会話を聞いています
キーパー:杯はどうします?
ギベール:契約者であるベルトワールが死んだ以上、契約の是非は問えないと思いますし、あの存在が消えたら小人の方で持っていけるんじゃないですかね?
キーパー:では残していくと言うことで。地下室からはどうにか這い出ることができました。修道院の中庭に出ると、夜が白々と明けてきます
ギベール:「旦那……それでも日はまた昇りやすよ」慰める>ジョルジュ
キーパー:エリック、ジョルジュ、ギベールは馬に乗って村への帰途に着きます。はたして、村人たちはベルトワールの死を悼むのか、喜ぶのか? これからのことはともかく、3人は生き残ったのです
ギベール:「エジプトだろうがローマだろうが夜があけりゃあ日は天にありますよ」>ジョルジュ
ジョルジュ:「……そうなのか……しかし、永遠に俺の夜は明けないだろう」

キーパー:ダークエイジ:アヴェロワーニュ『惡心』 END