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水夫の身元を調査するニコラス:さて、どうしようか? 彼が何者かを調べる? リチャード:調べたいところですねぇ。 ニコラス:昔の沈没事件とかを調べる事はできないかな? CM:水夫だけにってことですね? ボストン歴史協会とかに行けば可能でしょう。 リチャード:俺が見た予知夢は彼に関するものですよね、明らかに。彼が何かを探し求めている。昔の恋人っていうのが、火傷殺人の犯人なんじゃないですか? ニコラス:う〜む。何を探していたのか? 「どこにあるんだ!!」って言っていたよね。 一同:う〜〜〜む。 ニコラス:とりあえず、リチャードの予知夢が彼に関する事であるのはほぼ間違いないから、彼が何者なのかっていう所から当たってみよう。手がかりは彼が1920年代に使われていた銃を使っていたことだね。 リチャード:俺が彼の似顔絵を描けば、それが手がかりになるかも!? CM:でも、リチャードはすぐ逃げちゃったじゃん(笑)。 リチャード:ああ、そうか! くそー、逃げるんじゃなかった! ニコラス:とりあえずボストン歴史協会へ行きましょう。 CM:了解です。歴史協会にやって来ました。それでは<捜査>か<ジャーナリズム>で段階判定をしてください。手がかりがいくつかあるので+10%のボーナスを差し上げましょう。みんなで過去の資料をあさるって感じですね。 トム&ニコラス:<捜査>でH成功。 リチャード:くそー、もっと調査に向いたキャラクターを作るべきだった(※戦闘はできない、捜査もできないって、どんなコンセプトのキャラクターだwww)。 CM:トムとニコラスは古い新聞にこんな記事を見つけます。今世紀初頭に犯罪多発地域だったボストン南部で、ある船員が殺害されました。 ニコラス:「これじゃね!?」。 CM:実際この手の殺人事件は少なくないのですが、ニコラスが「大柄な船員」という特徴を目にしていますので、それに該当する事件を一つ見つけ出せます。1926年に南地区で強盗に殺されたと思わしき身元不明の男性がいます。凶器は拳銃とナイフでした。身元を示すものを所持していなかったため、身元不明のまま事件は処理されています。遺留品があったので、それは警察で保管しているでしょう。当然、外国から来て外国へ帰っていく船がありますので、地元の人間じゃなければ身元不明のままになってしまう可能性も多々ありました。 そういえばくららの分の<捜査>を振っていないな。(コロコロ)……02(C成功)。(くらら)「どうやらこの記事の身元不明の人物が正解のようね」。 一同:「間違いない」(爆笑)。 CM:シナリオ的に後ろ盾を得ました(笑)。 トム:警察に行って昔の資料を見せてもらいますか。探偵のリソースを利用して。 CM:クリンショウ刑事を頼っていくわけですね? では<魅了>もしくはPER(人格)ロールをお願いします。クリンショウ刑事は「う〜ん、資料閲覧ねぇ。どうしようかなぁ?」と言っている状態です。 ニコラス:確かに直接事件とは関係のない問題に見えるからな。<魅了>で……(コロコロ)……M成功。 リチャード:自慢のPER(人格)で。……ん? <機転>技能ってどうやって使うんだっけ? CM:「<機転>技能を持つキャラクターは人格の能力値判定の代わりにその技能値を使えます」って書いてあるな。 リチャード:よし! それなら……(コロコロ)……H成功。 CM:おお〜、その声が聞きたかったんだよ(笑)。(クリンショウ刑事)「チャーリー・バートンという事務官が地下の資料室にいるから、彼に話を聞いてみると良い」。 リチャード:よし! ありがとう、クリンショウ刑事! CM:地下に行くとチャーリー・バートンらしき事務官があなたたちを出迎えます。「おお、待っていましたよ。クリンショウ刑事から話は聞いています」。 リチャード:「古い事件なんですが、資料を見せていただきたいのです」。 CM:(バートン事務官)「ええ、ええ、1926年の事件でしたね?」。 ニコラス:さっき見つけた新聞記事のコピーを渡します。 CM:それを見るとチャーリー・バートンは「ああ! それの事は良く知っていますよ!」と言って保管庫の中に入っていきます。戻ってきた彼の手には一つの鞄が握られていました。(バートン事務官)「ここにある物で最も古いものです。それを捨てる事はできないので「ボストン警察の七不思議」と呼ばれていますよ。これをオークションに出す用意をしようとすると決まって見つける事ができないのですが、今、私が部屋に入るとそれが目と鼻の先にありました。面白いとは思いませんか?」。 トム:「そりゃ、不思議ですなぁ」(笑)。 CM:(バートン事務官)「それは我々にはいらないものです。君たちが持って行けるようにしてあげましょう」。 一同:「そりゃ、どうも」(笑)。 CM:チャーリーから渡されたのは鞄です。船員が上陸する時に持って出たような鞄です。いわゆるボストン・バッグです。ボストンだけに。 リチャード:中を調べてみましょう。 CM:中には鞘に刺さったナイフ、ホルスター、そして船乗りの着替えが入っています。着替えは、もちろん、あなたたちが昨晩遭遇したあの大男の水夫が着ていたのと同じものです。サイズも合うでしょう。 リチャード:それだけ? 銃は? CM:銃はないようだね。これらの証拠を踏まえて、<歴史>か<捜査>か、<拳銃知識>とかの技能があれば振ってみてください。 トム&ニコラス:<捜査>で成功。 CM:ホルスターは昨日水夫が使っていた銃にピッタリのホルスターっぽいです。 ニコラス:何か、何か身元の手がかりとなるようなものはないのか? CM:ゴソゴソ。中を探っていると、手紙の切れ端が着替えのポケットの中から見つかりました。どうやらラブレターのようです。
トム:……探している物っていうのはこのロケットってやつか? リチャード:シンシアっていう人物が持っているようですが。 ニコラス:シンシアが誰かに殺されてしまって、ロケットが奪われてそれを探している、とか? リチャード:でも、本人も殺されてしまっているわけですよね? 彼が殺された時に奪われた何かじゃないですか? ニコラス:そうなのかなぁ。 リチャード:同じロケットを2人とも持っていたとか……。いや、結婚指輪か!? 「びっくりすること」っていうフレーズからすると。 トム:これがリチャードが見た予知夢なんじゃないの? リチャード:でも、探している物が具体的には分からんのですよ。 ニコラス:……もう一度歴史協会に戻って、このシンシアという人物が出てくる事件や記事を探してみよう。 捜査:シンシアという女性CM:本日2度目のボストン歴史協会です。今回の調査は<ジャーナリズム>か<歴史>か……<知識(ボストン)>ですね。まぁ、<捜査>も有りにしますか。 トム&ニコラス:H成功です。 CM:(リチャード、捜査パートでぜんぜん役に立たないな……)えーと、1929年の観光ガイドに「空の貝殻亭」が載っているのを発見します。 リチャード:お!? ニコラス:あれ!? あそこって新しいって言ってなかったっけ? CM:メイ・ユースタスはそう言っていましたねぇ。 リチャード:建物は古いけど、ペンキ塗り直したとかですかね? CM:発見した記事には「特に店のオーナーのミス・シンシア・ヒルの不快な態度によって感じの悪い店。彼女のやり方で楽しい日をぶち壊しにされるだろうから、特に男性はこの店には行かないように」とのキャプションがあります。 ニコラス:評判が悪いのか。 リチャード:「もう一度行って、確認してみるか」。 トム:「じゃあ、役立たずの君がこの水夫の服を着て、貝殻亭で張るというのはどうだい?」(笑)。 CM:一番背が高いのは……。 リチャード:俺だな(笑)。ピッタリ。 トム:(笑)。「もしも貝殻亭にいた謎の女性というのがシンシアの幽霊であれば、この服を着た君におびき出されるかもしれないぞ」。 リチャード:「……確かに」。実際問題として可能性はありますよね。店が開く時間になったら、空の貝殻亭に行ってみましょう。 CM:じゃあ、店は7時ごろに開店するとして、その時間に行くと。変装作戦は? ニコラス:するでしょう? リチャード:分かりました。やりましょう! 擬似コンティン:シンシアCM:バーテンのメイ・ユースタスはコスプレしてきたリチャードにビックリするけど「い、いらっしゃい」と出迎えてくれます。ビールとミルクを出してくれます。 トム:「ところで、歴史協会でこの店の昔の記事を見つけたんだけど、この店はそんなに古いのかい?」。 CM:(メイ) 「ああ、ここかい? そう、市が取り壊す準備をしていたのを、社長が安く手に入れたんだよ。数ヶ月前まで、ここはあんたが見た事もないような大きなネズミの巣だったのさ。30年代から締めっきりだったからね。当時は船乗りみんなが立ち寄る大きな酒場だったんだ。私のママが言うには、女主人が船乗りと恋に落ちたんだけど、彼は彼女を捨てちまったんだとさ。その後、彼女の心は壊れちまって、ここはメチャクチャになっちまったんだ。オーナーは氷の女王になっちまって、すべての客が逃げ出しちまった。その後、彼女はすぐに死んじまって、それからここは閉じられちまったんだ。そこにあるペンダントを見てごらん?(彼女はバーの上の小さなショーウィンドウを指差す)それは彼女の物さ。雰囲気をそのままにするために取ってあるのさ。感傷的でおめでたい奴らは、そんな古いものが好きだからね」。 トム:「ペンダントのロケットの中はどうなっているんだい?」。 CM:幸いまだお客さんがいないので、彼女はペンダントを見せてくれるそうです。「そこの背が高い、あんた」といってリチャードを指差すと、靴を脱いでカウンターに上がってペンダントをとるように指示します。 リチャード:「おう。あらよっと」。 CM:精巧な銀の鎖に、銀のロケットが取り付けられたものです。ロケットはバラと花が巻きついた錨の形をしています。ロケットの中には何も入っていません。 リチャード:「中には何も入っていなかったのかい?」。 CM:(メイ)「最初から空っぽさ。噂が本当かどうかは知らないけど、それの持ち主は男に捨てられちまったらしいじゃないか。その時に写真も一緒に捨てちまったんじゃないかねぇ」。 ニコラス:「でもロケットは捨てられなかったのか……」。 リチャード:「なんともロマンのある話だねぇ」。 CM:さて、あなたたちがメイとそんな事を話していると……(ロケットに触れているリチャードに向かって)。 君が最初にロケットに触れた時には、それは常温だったが、今は指の感覚がなくなるほどに冷たくなっている。いつの間に店に入ってきたのか、バーの向こう側から女性(凄く君好みの女性だ)が君を見つめており、宙に浮かぶと君の方へやって来る。一目見て、彼女が君の心の恋人である事が分かり、君の魂はそのように作り変えられる。彼女の足が地面に触れていないという事実が君の注意を逸らさなければ、間違いなく君は魂を彼女に捧げてしまっていただろう。実際、彼女から目を逸らす事は困難なのだ。ニコラス:リチャードはどこか一点を見つめているの?CM:そうです。様子が変だと思った皆さんがリチャードの視線を追うと、宙に浮かんだ半透明の女性がこちらに近づいてくるのが目に入ります。 トム&ニコラス:え、俺たちにも見えちゃうの!? CM:もちろんです。では、ダイスを握って! -25%でお願いします(※恐怖判定)。 ニコラス:想像以上に怖いよ! (コロコロ……)H成功。意志力を3失います。 リチャード:H成功! ここは1ポイント喪失で留まるぜ。 トム:失敗! 11ポイント失って8ラウンド逃走です。店の外へ飛び出しちゃいました。 CM:くららは……M成功か。よっしゃ、1ポイント喪失で済んだ。 ニコラス:バーテンの女性は? CM:(メイ)「あわわわ」という事でカウンターの下に潜り込んだのか、もう姿は見えません。 リチャードに近づいた時、彼女の表情は一変する。それまでは彼女は魅惑的で、官能的だった。しかし今や彼女の顔には苦悩のシワが寄り、前よりもいっそう人間的に見える。彼女は君が耳をそばだてなければ聞こえないような、低く小さな声で囁く。「クリストフ? あなたなの?」。ニコラス:(リチャードの声音で)「そうだよ、マイハニー」。トム:(リチャードの声音で)「好きじゃぁぁぁ!!」。 一同:(笑)。 リチャード:う〜ん、どっちだろうな〜?(笑) そう言ってしまって良いのか、正直に違うって言えば良いのか? 「彼はあなたを探している」と伝えるべきなのか? いや……「私はあなたの愛したクリストフではない。でも、クリストフが今でもあなたを探している事を伝えに来た。あなたを探して、この町を今でもさすらっているんだ」。 CM:(なるほど、そっちを選んだか)彼女の表情は悲しいものとなり、背を向けると、辛うじて聞き取れる「いつの日か」との言葉を残して歩み去る。一歩ごとに、彼女の存在は薄れていき、やがて完全に消失する。 リチャード:「待ってくれ!」と言っても消えちゃうよね。う〜ん、クリストフと名乗っておけば良かったのかなぁ。戻ってくるのを待っているんだね、彼女は。彼女がシンシアか。 CM:彼女が消えると、ひょいとカウンターからメイが首を出して、キョロキョロとバーを見回してから「今の……何?」と皆さんに尋ねます。 エンヴォイたちはSAVEの存在を隠しつつ、メイに近頃の事件には幽霊らしきものが関わっていると説明します。普段だったら「馬鹿げた事を」と鼻であしらうメイでしたが、たった今、自分の目で女の幽霊(らしきもの)を見たので、その怪談話を信じてくれます。
リチャード:さて、これを持って昨日の現場にでも行ってみましょうか。 |
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