

復活
CM:皆さんは博物館一階のホールに戻ってきました。
君たちが大ホールに足を踏み入れた瞬間、獰猛な唸り声を聞く。顔を上げるとティラノサウルスのスケルトンが生命を得て、台座を離れて、骨の足を踏みしめて歩いているのが分かる! それは屈みこんで、巨大な顎を君たちの方に伸ばしてくる。
トム:(爆笑)。
ニコラス:何でだよ!? エピローグで襲ってくるのかよ! こういうの、アメリカ人って大好きだよね(笑)。
CM:「その場にいるキャラクターは-40で恐怖判定をしなくてはなりません」とシナリオに書いてあるので、恐怖判定をしてください。
スティーヴ:この残り意志力でですか!?
CM:そうです。CIPを使う人は先に言ってください。
スティーヴ:26%です。(コロコロ……失敗)っく(笑)。意志力を7点失って、6ラウンド逃げます。
ニコラス:CIPを使いましょう。今、8%しかないので。4ポイント喪失。
CM:くららも6%なので、ないも同然ですからね(笑)。使います。L成功で12ポイント失いました。
トム:CIPは使いません。(コロコロ)!! C成功! 影響なし!
CM:ナルティは失敗して12ポイント失って、6ラウンド逃走。
ニコラス:……また幻覚じゃねーの?
スティーヴ:可能性はありますね。
CM:しかも! しかも、ですよ!!
一同:しかも?
CM:(ランダムに目標を決めて、コロコロ)まずスティーヴは活力を17ポイント喪失して、2ポイントの負傷を受けた。突然肩口からブシュッと血が吹き出しました。ニコラスは活力を3ポイント喪失して、負傷は0です。ニコラスはアップルビーのホテルで何物かに傷を負わされましたよね? あの暗闇の中で受けたのと同じような痛みを感じます。不可視の顎に噛み付かれたような感じです。
で、イニシアティブです(ニコラス→ナルティ→スティーヴ→くらら→トム→ティラノサウルス・スケルトン)。
博物館のホールで、ティラノサウルスの巨大スケルトンとの戦闘です。
【第1ラウンド】
ニコラスはいつもの《アストラル・アーマー》のための精神集中を開始。ナルティとスティーヴは全力疾走で逃走しました。
くららは一人で突撃することを避けるために行動を遅らせます(イニシアティブは最後になります)。
トムはスケルトンに2発の弾丸を撃ちますが――
CM:ティラノサウルス・スケルトンはボワン! と消えました。
スティーヴ:ああ、やはり。
CM:遅らせたくららが「やっぱり幻覚だったわね~」と言ってこのラウンド終了。
さて、するとエドガー・アップルビーがティラノサウルスの台座の陰からひょっこりと歩み出てきます。
ニコラス:「おお!?」。
スティーヴ:死体が消えたはずの……?
CM:そう。確か死んだはずでしたね。しかしアップルビーは、まさにひょいっという感じで陰から歩み出ると、ニヤリと笑います。
エドガー・アップルビーがティラノサウルスの台座の陰から出てくる。最初、彼はまだ猫のバッジを付けていて、最初に彼を見た時と同じように見える。彼が下品なニヤニヤ笑いを浮かべると、彼の顔と手が萎びて老化する。彼はミイラになった! そしてミイラは笑っている。
CM:ここでアップルビーがイニシアティブに入ります。(コロコロ……)11。ナルティの後だね。
【第2ラウンド】
ニコラスの《アストラル・アーマー》が発動。仲間のエンヴォイを庇うように前に出ます。
マミーと化したアップルビーはイビルウェイを使用するために精神集中を開始します。
トムは銀の弾丸を撃ってアップルビー・マミーに傷を負わせます。
くららは棍棒を構えてニコラスの横に並びます。どうでも良いですが、女性キャラクターのくららが常に身体を張って壁役になるこの光景はどうなのでしょうか?
【第3ラウンド】
ニコラスは移動してマミーにヌンチャク攻撃。しかし銀の武器でも火の武器でも水の武器でもないヌンチャクではマミーの現在活力を削るのが精一杯です(負傷させられない)。まぁ、彼はD&Dでいうところの「防御役」なので、前に張るのが仕事なのでしょう。
アップルビーは自分の手順でイビルウェイ・ディシプリンを3回使います。まず1回目は《猟犬》ディシプリン。どこにいようとも対象は居場所をクリーチャーに知られてしまうという、交信系のイビルウェイです。ニコラスは《猟犬》ディシプリンの影響を受け、マミーたちはこの反応に基づいて以降罠を張ってきます。残りの2発は《負傷》ディシプリンです。ニコラスの現在活力に16ポイント、負傷ボックスに2ポイントのダメージを与えました。
トムが再び銀の弾丸をアップルビーに撃ち込み、負傷ボックスをピッタリと0にして倒しました。
CM:(アップルビー・マミー)「ぐぉぉっ!」と言ってボロボロとアップルビーは崩れました。
トム:よしっ!!
CM:そして旋風が吹いてヒュゥゥ~っとアップルビーの塵を運び去って行きます。
スティーヴ:またか。
CM:しばらくするとナルティとスティーヴが帰ってきます。(ナルティ)「どこだ!? スケルトンはどこだ! あれっ!?」。
ニコラス:(笑)。
CM:(ナルティ)「派手に銃もぶっ放したし、もしかしたら近隣住民に銃声を聞きつけられたかも知れん。君たちはホテルに戻ってくれ。もし負傷していれば(何かメモを取り出す仕草)、この病院に行けば何も聞かずに治療してくれるはずだ」。
ニコラス:モグリの凄腕の医者(※BJ)では……?(笑)
CM:(ナルティ)「また連絡する」。
スティーヴ:病院に行って治療してもらいますか。
CM:さて、翌日にナルティが病院にお見舞いに来ます。(ナルティ)「昨晩はご苦労だったな」。
スティーヴ:「いやいや、そちらこそ。後処理をお任せしてしまったようだな」。
CM:いくつかニュースがあるそうです。まず骨髄殺人の凶器として使われた器具の入った医療カバンが発見されたそうです。
スティーヴ:どこで?
CM:博物館だそうです。おそらくは博物館で倒したミニオンたちがこのカバンを持って博物館のどこかに潜伏していたんだろうとのことです。自由に動けていたマミー、つまりアップルビーが、ミニオンを率いて骨髄殺人を繰り返していたんでしょう。(ナルティ)「これで、とにかく、敵がマミーである事は分かったな」。
一同:うむ。
CM:(ナルティ)「あと、アサートン博士と昨日の夕方に電子メールでアポイントを取っておいたのだが、今日メールをチェックしてみたら彼から返事が来ていたよ。インタビューOKだそうだ」。
トム:ふむ。
CM:(ナルティ)「君たちにはアサートン博士の所へ行って、何か手がかりになるようなことがあるか、話を聞いてきてもらいたい。私の代理人として君たちが行く事は先方には伝えてある」。そう言ってナルティはエヴァンストンにあるジェームズ・アサートンの自宅の住所が書かれたメモを渡してくれます。「では、よろしく頼む。何かあったら連絡してくれ。また夜には合流できる」。
スティーヴ:「了解した」。
CM:ちなみに、シカゴ・リンク博物館はトトメス王のミイラがなくなって大騒ぎになっています。ニュースでは「賊が押し入って、ミイラが盗み出された!」と報道されています。
トム:ガラスケースは粉々に砕け散っていましたからなぁ。
ニコラス:アサートン博士が黒か白か、まだはっきりしないんだよねぇ。
スティーヴ:そこもありますが、スフィンクスの話は、現時点でアサートン博士が一番持っていそうな気がするんですよ。(メモを見ながら)“トトメスの永遠の死の秘密を守るもの。彼の死は私から取り出す事で成される”でしたっけ?
CM:トトメスの死の秘密を握っていると調べはついていますからね。
スティーヴ:まぁ、とりあえず行ってみましょう。
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