mp3が圧縮音楽ファイルの代名詞的存在になって以来、このソフトのことを一度も聞いたことないという人が居るのだろうか?と思えるくらいに名の知れているプレーヤーソフト。動作も比較的軽いが、何と言っても豊富なSkinと豊富なプラグイン群の存在が、その人気の理由ではないだろうか。ちなみに左の画像は、Skin適用後の見た目であり、このSkinはネットで配布されていたものをオレが改造したものである。 海外製ソフトなので全ての表記がもちろん英語だが、後述の日本語化パッチを使うことで表記上の問題は解消される。他にオレが特別に導入しているものは、同じく後述する『YunaSoft SexyFont Plug-in 2000』と、『Geiss fo Winamp』、『ASIO output plug-in』だけであるが、それだけで充分。基本的には日本語化パッチとSexyFontとお気に入りのSkinを入れておくだけで問題無く楽しめる。 一時期、MP3は著作権問題で揺れたことがあり、また圧縮率や再現性から、後発の圧縮方式に取って代わられるだろうと言われたことがあった。しかし、結局そんな気配は見られない。やっぱり、その手軽さが受けているんだろう、と思う。ファイルの移動に特別なアプリケーションを必要とする圧縮形式が受けるはずがない。圧縮するためのアプリケーションが一つしかない形式は、やっぱり不自由だ。エンコーダを矯めつ眇めつ、エンコーディングしたファイルは気軽に移動出来、持ち運びが出来る。だから浸透するのだろう。後は、使う側の問題。
Winampのメニューやダイアログなどの内容を日本語に置き換えるパッチ。他にも様々なことをしてくれるが、最大の恩恵は日本語化の部分である。しかも、Winamp自体の更新も割と頻繁に行われるのだが、それに合わせて早い時期に更新パッチを上げてくる迅速さ。Winampの新しいバージョンが出ても、対応パッチが出ないとインストールを躊躇う程の存在である。Winamp使うなら、とりあえず入れとけ。
これもまた、Winampの日本語化に関係するソフト。プレイリストの日本語化やそのフォントサイズ、様々な微調整などを行える。特に初期のWinampの時代にはこれを入れていなければ話にならなかった。最近は全然アップデートされていないようなのだが、それでもなおその魅力は色褪せていない。シングルリピートやボリュームのアップダウンなどの機能を付加出来るのも魅力。オススメ。
Winamp用ビジュアライゼーション・プラグイン。Winampは、MP3などを演奏しながら、ウィンドウ内、或いは全画面状態でビジュアル効果を付加することが出来る。それもまたプラグインの働きによるもので、おそらくGeissはビジュアライゼーション系では最も有名なもの。 とりわけ全画面表示の時には見つめているだけでイッちゃえる美しさとアヤシサを持つ、オススメプラグイン。なお、Geiss2というのもあるが、色が単純になってしまって、トリップ感覚は薄れちゃったと思う。遵法の元、気軽に恍惚ブッこきたいならコレ!!
ASIO(アジオ)というのは、オーディオ用ドライバ規格の一つ。一般的にWindowsで使われるのはMMEと呼ばれる標準ドライバか、DirectXということになるが、これらは一旦Windows内のミキサーを通すために、まーなんだ、アレだ、Microsoftの陰謀と腹黒さの真っ只中を通り抜けて音が汚くなる!!…違うか。ASIOの詳細はこちら参照。とにかくASIOなら音が良くなるらしい…と、とりあえず人聞きに入れてみたのが始まり。 いやはや、しかし。 そこまで音が変わるかね、と言うくらいに音質が向上する。もともとそんなに悪くないサウンドカードを使っているはずだが、それでも変化するのには恐れ入った。ていうか、それだけ音を落としまくるWindowsのミキサーにも恐れ入った(笑)。 ただし、このASIO、ハードウェア(サウンドカード)が対応していなければ基本的には使えないのである。見極めは、そのハードウェア用のASIO対応ドライバがリリースされているかどうか。ちなみにウチのはされてない。それでも使えているのは、次のプログラムがあるから。
ASIOドライバの存在しないハードで、ASIO出力をするにはどうすれば良いか?WinampからASIO出力をするには上記プラグインを用いればよい。しかしそのプラグインから引き渡されるべきASIOドライバ、メーカー側が用意してくれていないハードウェアでも使える汎用ドライバとでも言うべきなのがこのASIO4ALL。 インストールは簡単。ダウンロードしたファイルを実行するだけ。勝手にインストールされる。別に変なモンも入らない。設定も…デフォルトで問題無けりゃ、良いんじゃない?と言うくらいに簡単。 ただし、制限がある。このASIO4ALL、Kernel streamingと言う技術を利用するのだが、これはWindows 2000とWindows XPのみしか対応していない。逆に言うとWindows9x系では使えない。残念。さらに、WDMドライバの作りにも依存するらしい。まぁその辺は試してみての話、って事で。
MP3を聞くプレイヤーに関しては上記した。しかし、問題はそのMP3は、じゃぁ、どうするかということである。ネットから落としてきたら違法である。人から貰っても違法である。んじゃ、ダウンロード販売サイトで購入するか?コレから買おうとしている楽曲ならそれでも良いんだろうが、自分の持ってるCDをパソコンの中に放り込んで、ジュークボックス化したい場合はどうするよ? と言う時に使うのがコレ。CDから楽曲を吸い出して(リッピングという)、wavという無圧縮の形にして保存出来る。ただしこのwav形式、無圧縮だけに無茶苦茶ファイルサイズがでかくなる。大体1分10MB。通常の楽曲なら1曲が40〜50MBに達する。さすがにコレではギャフンである。編集等を加えたいのならば基本的にこのwavファイルが便利なのだが、保存・鑑賞用には向かない。 しかしながら、このソフトは他のソフトと連携してリッピング→圧縮→MP3形式で保存(WMAも可能)までを、一括して行える機能を備えている。若干のユーザ側での作業は必要となるが、MP3へのエンコードが飛躍的に便利になる。 昔は、一曲エンコードするのに30分とか40分とかかかってたもんだったが…(遠い目
フリーのmp3エンコーダ。昔はmp3へのエンコーディングは、市販のソフトのものを用いるか、CDexの様なソフトを使うかしかなかった(手軽なところでは)。市販のものでは、xingというエンコーダが速度が比較的速いともてはやされていた。しかし、このxing、音質はあまり良くなかったのである(当時は)。 それに対し、この午後のこ〜だは、LAMEというエンコーダをベースに開発されたもので、出てきた当初ビックリするくらいの高速エンコーディングと、充分使用に耐えうる音質を保っていたので一気に有名になった。一時期、mp3絡みがややこしくなり始めた時に配布終了されたことがあるのだが、今はちゃん公式サイトから入手することが出来る。今ではエンコーディングだけじゃなく、デコードも出来るし、ライン入力した音声をエンコーディングする機能(?良く知らん)もあるらしいし、午後べんちなんて言うベンチマーク機能もある。 でもこのソフトを導入する最大の理由は、上記CD2WAV32との連携にある。このソフトをインストールしておくと、CD2WAV上でmp3エンコードエンジンとして"gogo.dll"が使用可能になるのだ。この二つを連携させると、非常に高速で、かつ音質的にもそう問題のないリッパーとエンコーダ機能が手に入ることになる。だから、是非インストールを。
CDのリッピングにはCD2WAV32が便利。そう書いた。コレは、国産アプリだから最初から日本語表記であることに由来するのと、デフォルトセッティングでもそれ程困らないところに由来する。しかし、CD2WAV32にも弱点が存在する。 CCCD。この悪名高き亜流CDが出てきたことで、「ちゃんと買ってきた」CDをジュークボックス化して楽しむことが出来なくなった。イヤ、正確に言うと「中途半端にしか」。ウチのドライブはCCCDでも問題無く読み出せるタイプのものなんだが、何故か『一曲目だけ』認識しない。でも、それってマキシシングルとかじゃワケの分からんリミックスだけ吸い出せて、肝心のタイトル曲が吸い出せないという哀しい状況。 そういうクサレCDでも、このEACは粉砕してくれる。ちゃんと一曲目から吸い出せるのだ。専らウチでは外道CDの読み出しオンリーでしか使っていないために、後の機能は実は良く知らんのだがかなり高機能らしい。ちなみに、どのくらい高機能かは自分で調べて頂きたく。って言うのもね、公式ページはやっぱり英語なワケで。こういう部分が国産アプリに比べてのマイナス要因なのだな。 なお、EAC自体はこの辺りから落としてきたパッチを使って日本語化できる。
昔は『mp3trim』という名前だったんだが。海外では音楽業界の圧力がかなり強いと聞くが、風当たりを避けるためだろうか。 このソフトは、mp3形式のままで不要部分の編集やフェードイン/アウト効果の付加、ボリューム調整などが出来る。通常、これらの操作は圧縮形式であるmp3では行えず、無圧縮形式のWAVEで行う必要がある。しかしこのソフトを使うと、上記の様な編集が可能になると言うわけである。例えば、楽曲の最初の無音部分が必要以上に長くなってしまった場合、その部分をこのソフトで切り落とすことが出来る。時間単位のみならず、フレーム単位での設定が出来るし、試聴も出来るので間違って切り落としすぎることもない。また、ノンストップリミックスの為されているアルバムなどから、どうしてもmp3化したい曲がある場合、フェードイン/アウト効果などを使えば上手く行くこともある。 しかし何より便利なのはボリューム調整機能。最近のCDと、80年代〜90年代当初くらいまで(?)のCDとでは、音の大きさが全然違ったりして、折角mp3化しても音の大きさがまちまちで使用に耐えない場合もある。最近のCDではリマスタリングと言う作業を行って音圧を上げていることが原因だが、これはリッピングの時にある程度解消出来るものの、完全というわけではない。そこで、特に他との音量の差が甚だしいファイルなどをこのソフトで調整してやると、それなりにイイ感じになってくれる。無茶さえしなければ、ノイズが入ったりと言うこともあまり無い。 なお、日本語化は公式ページの「mpTrim localization」からJapaneseというファイルを落としてきて、実行ファイル本体と同じフォルダに入れてやれば良い。