漫画レゾネ

彼がふと思った事をテキトウに書いてく。
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漫画でみる原風景
『すくらっぷぶっく』 
#チャンピオン  #恋愛漫画  #ジャンプ黄金時代 


※この『漫画レゾネ』はフィクションです
登場する人物・団体と管理人は一切関係ありません



- 漫画でみる原風景 -

.....漫画を読んだのはいつからだろう?
これは憶えています。
従兄弟宅で読んだ 『すくらっぷぶっく』という漫画だったと思う。 少なくとも記憶の世界ではそう。
後にこの漫画は、読みかえす機会があったので10年の時を越えて再び読んだのだが....... 「くさい青春恋愛漫画」だ。.....なんで俺がこんな漫画に......ワシ硬派(自称)やで..... とはいえ、まあいい漫画ではある、くさいが。
上手く説明できないけど、私の好きな部類の「こういった類」で比べれば、 週末深夜のNHKと○本TVくらい違うとしかいえない。
ただ、この漫画に登場する楓ちっくな娘は(謎)私は当時から何気に好きだった。 今想えばこれは萌えの原風景なのかもしれない。素質はあった......ということか。
猪名川っぽい輩は私の悪戯心を刺激してくれた。

当時も今も病弱な彼は、学校を休んで大学病院にいくのを楽しみにしていたらしい。
とはいえ、これがまた待たされる待たされる...... 機械化してない大学病院の処理の遅さは今の比ではない。 物凄い数の患者と薬。「飲んでみたら手が痙攣しちゃったー☆」と発言する彼を 「ああ、副作用も強い薬ですから」で片付ける医者。 「効き目があるからーくれーくれー!」と騒いでいたら、 後に厚生省の指定で禁止されたりと色々な意味で人間くさい。 一世代前の空調システムが呼び起こす独特の「病院臭さ(実際臭い)」も中々今となっては味がある。 ただこの味を、美味いか不味いかというと、これは想いでの問題なので、判断しづらい。
「デズニーランド」が開園した当初、 TVのニュースやお天気などで「今日のデズニーランドの平均待ち時間は....」 なぞとアホな報告をしていたが、遊園地のアトラクションを待ってる類で文句を言うならば、 病院で診察や検査を待つ身にもなってみれ、と悪態をついた。

前置きが相変わらず長いが、何時間も待たされて子供が不機嫌にならない筈がない。
母親はなんか本とか読んで時間を潰すのだが、子供な彼が待合室で 何時間も本なぞ読めるわけもない。
仕方なく隔離病棟や精神病棟以外の病院内探検に労力を傾けるのだが、これもすぐ飽きる。
理由は書いても意味がないので書かない。
病院自体の持つ雰囲気。そもそも病院は遊ぶ所ではない。そういう意識が 、彼の意識を遊びに専念させなかった.......と想いたいが、 実際はウロツクと怒られるからだろう。

暇を極めた子供に与えられた使命が「漫画でもいいから読め」だ。
この「漫画でもいいから」って部分は納得がいかないのだけど、 まああよし、後で。

なんせ暇なんで読む、取りあえず読む。内容が判らなくても読む。
これが今のあたし.......じゃない、彼を形つくった根幹の一つの幹。
といっても。この頃に読んだ漫画で、今も「面白い、愛蔵したい」という漫画はない。


初期に愛読していた漫画雑誌は 『チャンピオン』だ。
当時もっとも売れてる漫画雑誌はチャンピオンで(たぶんそう)、 内容は硬派....ではなく「お間違い」のオンパレードで物凄かった、 ある意味でもう一度読みたいとマジで思う。
基本的な理念は......
「番長連合最高。政府は勿論、国連も目じゃない。拳一つが核爆弾に勝る。友情万歳・舎弟万歳」
多少違うが、実状はこうだった。


この頃『マガジン』は軟派な雑誌と認識されていた。
「恋愛漫画」というジャンル(なんじゃそりゃ)が、古来からあったといのはお間違いで、 初めてこれを軸にした漫画は『かぼちゃワイン』『翔んだ、カップル!』 なぞの、書くもオゾマシイ漫画だった。 ※ともにマガジン。その内容は.......無い。現在この作品を見る事自体が困難だが、 それは幸いだと思う。
描いた作者本人も10年以上前に「死んでしまいたいくらい恥かしい」と記述していた。死ね。


この頃『ジャンプ』が黄金時代にあった。
毎週発行部数「○○百万部突破!」と表紙に書かれ、ニ週間に一度は「北斗の拳」が表紙で、 豪華な連載陣を誇っていた。
多少時期がずれてるが「北斗の拳」「キン肉まん」「ウイングマン」「キャプテン翼」 「ドラゴンボール」「奇面組」...etc.....などと実際凄かった。
面白い漫画をオモシロイと書いてもツマラナイのでアホなことを書こう。

当時のジャンプの「打ち切り」の速さは物凄く、情容赦無い、滅多切り。 青年漫画界の御大「秋山ジョージ(はぐれ雲とか書いてる人)」の連載をあっさり打ち切ったり (ただアノ内容じゃなぁ....「ゴンズイ」って漫画です)と語り尽くせない。 何時かの「GON!」というどうでもいいバカ雑誌で「ジャンプ打ちきり漫画列伝」 という特集があったが、これは保存しておけばよかったと思う読み応えだった、その内買い戻そう。

それとは別に、当時マガジンばりの恋愛路線を狙って持ち上げられたのが 「キックオフ!」という漫画、これがなんというか...... 「サッカー少年・太陽と由美子ちゃんの超々プラトニック恋愛漫画」.... 上手くいえないが、「○○ちゃん、○○君......」といって、ただ見詰め合うシーンを、 何コマも使って、数ページ延々と続く(コピーじゃなく)凄い漫画だ。当然内容も凄い。 ある意味で復刊させて、高校の学級文庫に導入するといいかもしれない。
「BoysBe..」とか、プラトニックに見せかけて「パンは耳の硬さ....」などといい耳を触り、 「太股のような腰....」といい、ふと桃を触るシーンが連続するような、 今の似否プラトニック路線漫画ではこの昔ながらの味は味わえない。
昔のこの手の漫画は、背中が痒くなり、何処ぞとなく拳を振りたくなるような貴重な体験ができる。

.......随時思い出しテキトウ更新場。

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