- 書籍前書き -
教育ブーム時代にうまれた彼(今のが凄いと思うけど)は、意味のない教育を多いに施された。
それは知識として残されたが、叡智として残らないどころか、どちらかといえば悪い部分で残った。
彼が初めて
図書館親に
連れていかれた行ったのは、ガキの頃だ。
「無料で本が借りられる」というシステムも、そもそも自分の小遣いを削ってまで
読みたい本なぞ無いガキには関係ないどころか、ウザイだけ。現在の図書館は漫画だとかCDだとか置いてあって、
中々子供にも魅力的だが、当時は結構イメージ違っていた。
でもって、何の因果かここに連れてこられた彼は、
「○×△◇.......」という意味不明の理屈を受けて仕方なく本を借りる。
時を越えて今も通用する理念に「本を読む子供はエライ」がある。
確かに本を読むことは禁忌で、読んだ時点で折檻で懲罰房にいれられて飯を抜かれるという事はないだろうが、
そもそも「本を読まない輩にいわれたくない」という前提が抜けている。
これを親愛故の盲目とのいうは美談だが、
親愛という狭い地帯での現象は基本的に狭い地帯でしかない.....
というのは、最近某大女優(らしい)が証明してくれた。
そもそも親という存在が、本を読んでいた記憶がない。
忙しい.....というものあるだろう。致し方ない。
だが、それでもって、子供に読め読め言う姿勢は理解に苦しむ。
本ではなく漫画だが、子供心に感動した漫画を親に読んで欲しいとせびったことがある。可愛いものだ(謎)
勿論それは約束された、当然だ、可愛い子供のお願いなのだから。
だが約束ははごされた。何も1000Pの長編小説を読めとお願いしたわけではない。漫画だ。
人によって個人差はあるだろうけど、およそ一時間もかからない筈....。原因は何か?
それは読め読めいうくせに読んでないからだ、忙しいからだろう。よくいう「月に1冊は本を....」
というのはこの意味でいえば正しい。漫画でさえ億劫がって読まなくなるのだから。
そして最後に必ずこう言うのだ、「漫画なんて.....」、と。なるほど、だから読まなかったのだろう。
いっそのこと、長編大作小説をお勧めすれば読んだに違いない。
元来、本というのは、一人で読む為のものではない。
共通の想いや感想を認識して、より相互理解を深める為のもの.....だという側面もある。勿論個人の好みや趣向もある。
だが多くの場合「読め読め」だ。これは今現在の私の周囲でも起きている。
昔、少年探偵シリーズとか読んだが内容はすっからかんに抜けている、
ただ当時、なんか少年探偵セットとかいうアホなものを買ったのは憶えている。
しかし、どんなに頑張っても少年は警察のロープ側に入れないし、そもそも事件がおきない。
金田一やコナンの正体は「天才犯罪者」で、自分の趣味で殺人をおこし、
催眠術を使って罪もない人を洗脳し、衆目の中で演じることによって様々
な冤罪事件を起こしている。ワトソンン役の警部とかも、
そろそろ彼らを逮捕したほうがいいと気づいて欲しい。
とりあえずは、彼らと旅行に行く勇気ある友人達には頭が下がる。死ぬ確立大幅Up。
当時読んだ本で、何故か記憶に残ってるのは『マルタの鷹』だ。
だが、私が呼んだのは
少年版(そんなんあるんか)なのか、
一般でいう『マルタの鷹』とは全然内容が違う......
文章を削ってあるというか、なんというか.......わかりやすくいうと、
※
@『kaonon』DC移植版は原作を損ねないが、
アリスのゲームをPSに出すと原作の雰囲気をそこねる。
A 夕貴舞子スペシャルを、プロモーションイメージカットだけにして、
ご家庭、家族の団欒でも安心して楽しめるようにしてはいけない。
B フランス書院の文庫を夏休みの課題図書にするための大幅な内容の変更。
一部の方に判ってもらえばけっこうなんで、質問しないでください。
子供のころ
『人生とは?』とかいう本を、なんとなく気になって(なるでしょ)
借りたらば、やたら廻りから誉められたり持ち上げられた。
何でか知らんが、とりあえず誉められるのは嬉しい、ただ複雑な感情もあった。
今の記憶から思えば、ある意味でアホだ。いい意味でのアホじゃなく悪い意味で。
そんな本を読むくらいなら、奈良林著『HOW TO SEX』や、エロ本を読んだ方がマシだ。
某作家も上記の本は推していた「買うのが恥かしいから」
という理由で万引きするのはどうかと思ったけど.........
やはりエロ系は専用店を自分の中で決めて、そこの常連になって買うのが吉だろう。
普段使用しているレンタビデオ店ではAVを借りずライので、別の店を使用する原理と似ている。
残念ながら、糞も臆面もない彼は「めんどくさい」という理由で、
倉木麻衣のCDとAVとアニメのビデオを同時にカウンターに持っていくという駄目っぽさだ。
ただ、田舎時代、エロ専用ビデオ店に同級生が学校をやめ昼間務めているのを知らずに
(さすがに昼はいかないので)常連となっていたら、
中学の同窓会で趣味・嗜好を暴露された.....コンピューター社会というのは恐ろしい.....というトラウマを克服したという点では評価できる。
今利用しているビデオ屋のデーターも興味深い。一度借りたものを二度目に借りた時に
「一度お借りになってますが、よろしいですか?」と聞くのは失礼なのでヤメテほしい。
話しがそれた......
哲学なぞではなく、よく量産されてシリアル#が何桁いくのか知らないような
.......は、別に楽勝とはいわないが、生きるも何も勝手に呼吸とか心臓とか動いてる状況なので、若く健康な人間がいうのはどうか?
とか思う。それ以前に、それはただの不満・愚痴であって、オモシロクない。
全年齢深層心理意識としての共通項目だが、イヤなことに頭を使うのは苦手だ。基本スペックもそれを許さない
....と入院中に末期な人がいっていた(謎)「健康が一番の財産だ」と........
ようするに末期な人にとって大事なのは自分の健康であり(なんか凄く失礼なかきかたですが、想いかえしてみれば)、赤貧な人は健康を削って
金を得、どちらも満たされた人は魔がささないようにし、
あり余る人は、逸般的な部分を膨張させるしかない......。
と、誰かが言っていた。他者多用で「多様性」(書くと長い)を愛する私も納得だった。
そもそもガキを持ち上げるのは良くない。ロクな大人にならないのはQ.E.D.だ(謎)
子供を誉めて教育するというのは、上からみおろして誉めることじゃない(と思う)
、同じ位置目線におりてきて(同レベルということじゃなく)
.....だと思う。子供いないんで知らないけど。山勘。
彼は14歳の親戚と『デジコ』萌えについてタイマンで熱く語っていたので、目線が低すぎる。
彼の本格的(でもない、ながらだから)読書は東京に来てから始まる。
なんでかーってーと、金の掛からない趣味だから。
基本的に本は買わない。漫画よりENを食うし。新刊を古本屋に売っぱらってもあまり高く売れない。
だから、これはまた、いつか読んでみたい。いつか誰かに読んでほしい。と思った本しか買わない。置き場所の問題もある。
関係ないが、図書館のPCで本を検索しようとして、待ってる時とかに、
自分の知ってる本を調べていたりする人がいるとニヤニヤしてしまう。
それが女性で多少でもかわいかったりすると萌えてしまうのは私だけではないはずだ......そう思いたい。
これは、図書館の下の棚にある本を探している時に、近くに(略)
ところで、よくいわれることに
『小説でキャラ萌えは邪道』ですが、
なんで駄目なの? いいじゃん。いやならみねきゃいいじゃん。
人物の魅力が物語を引きたてる小説は認めないってことですか(違)。
煮板なんかで島田荘司さんが変わった、ってことがよく言われているけど、いいじゃん。
作家の勝手でしょ。つっても皆マジメに言ってるんだけど、一部の「絶対認めない」
がなんか変ー。
ちなみに私の小説萌えキャラランキングは、艮ちゃん(艮野里美)、
犬坊里美、舞奈桐璃(""じゃない方)。
つい最近○○で○○○○○キャラコンテストが開催されていましたが、
ロリ信者を大量に抱えて組織票をする、凶○作品が幅を利かす中で、
この三人(艮ちゃんはあんまり.....マニアックだし)は頑張っていました。
彼に言わせれば、艮ちゃんは「語りあってみたい」キャラであり、
犬坊里美は「誘惑じらせ」であり、舞奈桐璃は「幻影不思議」なのです(謎だらけ)
さあ、田舎に帰省したあかつきには、神社に行き、石段の上を見上げれば、
風に吹かれて麦藁帽子が飛んでくるかもしれない......レッツ・トライ♪(意識不明)
とにもかくにも、今なんか書斎とかやってるけど、なんつーか、全然半端です。
最近好きになった作家は更新健著ですが、以前読んだ本とかって、
もう一度読むの苦痛....でもないけど、やっぱ新しいの読みたいから。
評価や感想も二度目とかだとだいぶ違う。これは結構驚いた、発見だった。
哀しいことに、内容って本当に憶えてないものなんですよね....... 。
二度目のが面白かった本はもあって『火車』とか『ウロボロス』なんですが、
でもやっぱつーか、同じ本読みたくないもん。
- 蠢くもの -
逸般的な意味で好きな本がある....
『ウロボロスの偽書』。
この本が面白いかオモシロクないかといえば、おもしろい。少なくとも私にとっては......。
ただ、いい本かというと.........「何だこの本は!?」と今でも思う。
「何か標準たる、何か」を基準にしてみれば論外というかグラフに入るかどうか妖しいくさい。
「破綻もの」というジャンルは実際あると思うけど、これは破綻というか.......うぐぅ.....。
ただ続編が遅筆を売りにする(やめろ)作家にしてはまあまあ出るので、
自分が思ってるよりはFANがいるくさい。
寿命と換算して、あと4冊程度だして欲しいなどと、
相変わらずどうでもいいことを考える私だ。
蛇足だけど、著者が「書いていて苦しい」という本ばかり好きになって、
「これほど書いていて楽しい作品はない、私はこれが一番好きだ」
という本は殆ど嫌いになるのは、彼の性格の悪さを現している。
探偵はいい。なりたい職業だ。ただ物語の中での探偵ってことで.....
実際は浮気の調査だので中々大変にキツク地味で気苦労が耐えないらしいから。
多くの探偵もので...といってもそんなに読んでるわけではないけど。
ただ、私が一番好きなのは
御手洗潔だ。
彼はスーパーマンだ、天才だ、Pの密室はやりすぎだ(だが人格的に欠点ではないけど、困る部分はあるだろう、
石岡和己のが勝っている)、金持ちだ、
勇気もある、銃にだって立ち向かう、運動神経も悪くない筈だ、
女嫌いが唯一の弱点(ではない)童貞だろう。
何がいいたいかというと、御手洗の長編がみたい。
過去の事件でもいいけど、やはり、石岡と里美を交えて、
夢のような.........
そんな作品が出たら、私は1冊一万円でも買う。これはケチな私にすれば、
彼相場に変換すると、24800円くらいの価値だ(謎)