ゲーム外典

彼がふと思った事をテキトウに書いてく。
駄文の倉庫。
人様に迷惑を書けづに安心して駄文を書くための遊び場所。

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ゲーセン通い
『エレベーターアクション』  『SONSON』  『ドラゴンバスター』
『ガントレット』  『イシターの復活』
#かつあげ  #やってはいけない 


MSXとPC88、家ゲー
『ダイアモンドアドベンチャー』  『惑星メフィウス』  『レリクス』
『ウィザードリーW 〜ワードナーの逆襲〜』
  #ぴゅう太とか  #ログインとか 


※この『ゲーム外典』はフィクションです
登場する人物・団体と管理人は一切関係ありません



- ゲーセン通い -

はじめてゲームをしたのは何時だろう?うんなん憶えてねーっす。記憶力ないし。
当時、インベーダーブームが去って、ゲームセンターなるものが デパートやショッピングセンター(何故か屋上)に定着した時代。
白黒の画面に色ビニールを貼るというインチキなカラーゲームは姿を消し、 まともなカラーのアーケードゲームが出始めた頃が、彼がゲームに触れた最初の時代だった。 .......と思う。

母親の買い物に金魚の糞のように(何かを買ってもらう為)ついていく健気で姑息な彼は、 あまりデカイ金額のものは買ってもらえない事に気づき、 小銭をせびって母親の買い物中にゲーセンで遊ぶというスキルを入手した。 このスキルは後にキャンセルされることになるが、初期は重宝した。

今は懐かしい田舎のヘボデパートのゲーセンにあった 『エレベーターアクション』がゲームに関しての原風景だろう。 当時、ゲーセン初期の名作『ゼビウス』もあったのだが、シューティングゲームはどうも才能が無いらしく、今も昔も苦手なので、彼は『エレベーターアクション』派だった。
この『エレベーターアクション』というゲームは、 説明すると長いが「銃を持ったスパイもどきの主人公がへぼい戦闘をする」というゲームで、敵が寝っ転がると弾が上を掠めてあたらないが、自分は寝転べないなという点が腑におちないゲームで、今思えばこの辺りが昔のゲームらしく微笑ましい。

尚、旅行にいくと旅館の遊戯場にあった「ばったものゲーム」は、彼が中学の頃まで存在して、 どうでもいい想い出を掘り返すと同時に、私にツッコミの練習をさせてくれた貴重な遺物として 、現在の彼をカタチつくった困った存在でもあった。

高校に進むと漫画に傾倒するので、ゲーセン時代は小中学時代がメインだった。
あまり記憶に自信がないがハマッタ部類だと、『イーアールカンフー』『アルゴスの戦士』 『熱血硬派くにお君』『ダブルドラゴン』『ピットフォールU』『沙羅曼蛇』『ザビガ』『エグゼドエグゼス』『モトス』などはもう一度やってみたいような気もするが、たぶんそう書いてるだけで、実はそんなにやりたい等とは思ってはいない。


想い出に残るゲーセンゲームの一つに 『SONSON』がある。
二人同時プレイのゲームで、M君とコンビを組み学校内最強コンビを自負していたが、今思えばM君の実力による部分が大きかったと思う。当時、彼はそれを指摘されると不機嫌になるという田舎人の癖に都心のアパート並の心の狭さの持ち主だった。.....残念ながら現在は都心の狭いマンションに住み心も以前狭いままというダブルビハインドらしい。


初期のゲーセンで攻略本らしきものが発売されたというゲーム 『ドラゴンバスター』もこの頃だった。アルトリコーダー(笛)は通常ビームサーベルやレーザーブレード扱いされる武器だが、 この頃は「かぶと割りーー!」といって使用される事が多かった。

当時、小学生でゲーセンをうろつく人間というのは、そんなに多くはなく、またガキが金を持ってるわけがないので、数時間いても実際ゲームをするのは、1.2回、あとは人のPLAYを観察するのがメインになる。 これが人によってはウザいらしく(私もウザい)、自分より下手な人をみかけると「へっ」と、声に出さないまでも表情に出す彼は、色々とトラブルがあったのも憶えているようだ。 この時まだ、彼は仮面をもって他者に接することを知らなかった。

彼がゲーセンに行く際に気をつけていたのが 「かつあげ」である。
小学生にしても小さかった(たぶん)彼は比較的狙われに雰囲気を持っていたのだが、 兎の危機察知能力をもつため、視界にかつあげされている人間、もしくはされそうな輩をみると、 それだけでおっかなかったと言っていた。
勿論小銭しか持っていないのだが、それでもガキにとっては大金だ。 今おもえば信じられないが、小学生から300円とかとってる奴もどうかしてるとしか思えない。
さらにいえば「Gジャン狩り」とかいうよく趣旨がわからないイベントも開催されていて一般人を恐怖に陥れていたのだが、彼は洋服に頓着しないためGジャンなぞという服は持っていないのが幸いしたようだ。
当時田舎に洋服を現金に変換できるような店は存在してない、ただ単に「狩る」だけである。 O君という友人は何故かGジャンを何枚も持っていたので、よく狩られていた。 あの「狩られた」Gジャンは何処に行ったのか......それは何時の日か、 峠の橋から落ちてなくした麦藁帽子のように彼の心の奥底で忘れて引っ掛かっている。


もっとも彼の懐から金を吸い上げたゲームは 『ガントレット』という四人同時プレイ可のゲーム。 これが面白いのだがよく死ぬ、すぐ死ぬ。しかもクリア不可能(たぶん)。 先輩たちが、朝の9時に店を開けてもらい、数万円つぎ込んで深夜0時までぶっ通しプレイしたらしいが、 EDがあったという話を聞かなかったので。


『イシターの復活』というゲームがある。
攻略本なしでのクリアが人類単位で不可能だと思われる『ドルアーガーの塔』の続編にあたるゲームで、 ゲーセンなのにRPGだった。
このゲームは、ゲームオーバーの後に出るパスワードと最初にいれる名前の二つで データーのSAVE代わりにしているので、横から覗くなり、 人様がいなくなった後にコンティニューを選ぶ事によって容易く人様のデーターが盗めるのだ。
当時ゲーセンで顔役の先輩のパスワードを無謀にも盗んだ彼は、その件で怪しまれ窮地に立つ。 懇意にしていた別の先輩が「コイツはそんな事をするヤツじゃない」と庇ってくれたのでピンチを脱することが出来たのだが、この事件を「先輩に人を見る目がない」の一言ですますのは如何なものだろうか。


ゲーセンというのは金を食う。とても小遣いでは足りないが、 小中学生はバイトが出来ない。
「外で飯を食う」と言って食わない。「参考書を買う」といって学校で配布された本を見せる。 その他にも「裏庭の掃除をする」「行李を漁る」等と様々な手段でなんとかしようとするのだが、 追いつかない。
当時のカンフーブームも手伝ってか、最初に考案された方法は「コイン投入口部分にケリをいれる」だった。角度と瞬間が大事なこの技は初期の頃多いに重宝され、貧困にあえぐ人民を救ったのだった。
だが店員の監視の強化と、さらに手加減を知らない輩のためか 「人気ゲーム機のコイン投入口が壊れて困る」という実も蓋もない自体を招く事になり、 「何事も力では解決しない」という美談を産む。

「人類が他の生物より優位に立つのは力の為ではない、知恵だ。」
そう知恵と科学、それこそが真の武器なのだという結論に達した彼らは、 「電気チャカー」という新たなる力を手に入れる。
これはガスレンジの着火に使う部分を引っこ抜いたものに、コードをつけたりしたもので、 コード部分をコイン投入口にさしこんでカチカチやるとコインが入ったことになるというアイテムだ。
後に電池式で音がしないサイレンサータイプに進化して、メーカー側が対応するまで一部の 悪徳なゲーム難民を救うことになる。.......という話を彼から聞いたことがある。

後に『ストU』などはやはりハマッタが、この頃になると多少冷めた目でゲームを捉え初めていた。


- MSXとPC88、家ゲー -

小中の頃がもっともゲームをしていた数年間。
『ぴゅう太』『ビデオマルチビジョン』『ATARI』 などのどうでもいいハード類も記憶の奥底にある。ただ内容は憶えていない。
よくバカにされがちなこれらのハードだが、これを持つ友人宅に人が押しかけたのだから、 当時の子供にとっては充分魅力的だったのだ。

そしてファミコンなどが発売され、家にはPC(ゲーム専用)がおかれ、 高校受験前日に深夜までゲーセンでたむろう私のこの辺りがゲーム最盛期だった。


PCではMSXを騙されて購入し、まず 『ダイアモンドアドベンチャー』というゲームに泣く。
「アケル ドア」「ツケル ロウソク」などというテキスト入力形式のADVなのだが、 このゲームをクリアするのは数年後のことになる。 理由は簡単で「トル ロウソク」では駄目で「トル ロウソ」なのだ。 この件は未だに一年に一度くらい頭の中をよぎり、私を憤慨させる。


憤慨といえば『惑星メフィウス』『レリクス』のテープ版を忘れてはならない...が忘れたい。
ゲーム開始までに読みこみで数10分かかるこれらのゲームは、 メモリの関係でゲームオーバーになると再び読みこませなくてはならないのだ。まさに悪夢.....。
嫌なことに、それでもクリアしているという事実は隠蔽して墓場まで持っていこうと思う。
『惑星メフィウス』の砂漠の部分は開発者がユーザーに悪意を持っているとしか思えず、 また『レリクス』のエンディングが、30*30のGIF画像を800*600に解像度を変えたようなCGに 「End.....」とかの一言ですまされた事は、同じ宇宙船・地球号の住人として、 開発者に殺意を抱くのも仕方がないと思う。

『ウィザードリW 〜ワードナーの逆襲〜』というゲームを知る人は少ないと思う。
一見RPGだが、中身はADVに近いよくわからないゲームだった。
このゲーム事態かなり難解(だと思う)のだが、 当時の彼は難解なゲームをクリアするのに生き甲斐すら感じていたので、 MAPは作る、資料を漁る、寝ない、夏休みの宿題はやらない、プールはさぼる、小学校の体育館に夜中潜入し酒盛りをする、 行李は漁る、ついでに売上をガメル、と最悪の夏休みを過ごしていた。
宿題はやらないが、頑張っていた彼は、それなりのこのゲームを進めていた。
だが、このゲーム最大の難関は「クイズ」だった.......↑に書いた「資料を漁る」 はこのクイズのせいだ。超有名なスフィンクスの謎かけ 「朝は4本、昼は二本、夜は三本=人間」とかいう、考えて解けなかったにせよ、 判ると納得な謎ならまだしも、このゲームの最終質問は彼を数年間悩ませた......。 というのは言い過ぎで、早々と諦めたが、数年後たまたま答えを知ったというのが正解。

彼が憩いの場としていた、PC兼カメラ屋さんに来る常連さんの一人、お坊さんが 教えてくれたのだった......と書くといい人みたいだが「坊主はいい商売だ」 とか言ったり、息子に割礼をする辺り、聖職者っぽくはない、趣味がゲームだし。 当時、100万以上する体感ゲームやその他諸々を、を奥さんの反対を押し切って購入したら、 家のブレーカーの契約を工業用にする人や、地元ではアレだが...... とはいえ、この場所には感謝していた(無くなってしまった)。

でもって、彼が悩んだ(悩むどころか、取っ掛かりすら掴めなかった)クイズの内容は......憶えてない(汗)。 いや、憶えられる筈はない、抽象的すぎるから、今ならこのクイズはそんなに難しくない (そもそもこれはクイズじゃない)知ってる人もいる、気がつく人もいる。だけど当時は.......
......その答えは.....『LIFE OF TREE』。
つーか『セフィロトの樹』。EVAのオープニングに出てくるあの図形です、 カバラの基礎にして最深の奥義。コクマド(あれ、違うな?)から出てケテルにかえる....こんなん わかるかーーー!!ぼけ!! そもそも当時カバラの本なんて、ねーんじゃーー!!あっても一般人には目が届くか!! EVAのせいで、なんか有名になったけど、カバラなんざわかるかぁ!! 某EVAのカバラ本に、「カバラを理解してる人間は、国内に10人もいない」 .....おめーだ!悪いアホは!
理解してどーする!編集チェックいれろ、カバラでそんなんあるわけねーじゃん。 矛盾してる。つーかこれは素人が書いたんで勘弁だ。 でも、この部分は間違ってない....と思う。 まあ間違ってたら、素直に謝ればいい、興味ある(無駄に)ことなら、 ふむふむだし。

彼はこのゲームをクリアした後、非常に機嫌が悪かった(謎)

PC雑誌『ログイン』が印象に残っている。
日曜朝の『山下章のパソコンサンデー』とかはあまり憶えていない。

何度か入院をしていた彼は、入院中の暇を持て余し雑誌をすみからすみまで読むという嫌なスキルを入手した事によって、ログインというPC雑誌の面白さ(バカっぽさ)にはまる。
今ある『ファミ通』は、このログンの一コーナーだったものが、後に独立した雑誌になったもの。 ファミ通にある独特のバカっぽさは、このログインが原点である。
しかも、当時は今のファミ通の比ではなく 『死人は便意を催さない』とかいうゲームを企画して、便器の立体組みたて付録をつけたりと無法地帯だった。
ちなみに、ファミコン等でも発売されて有名な『オホーツクに消ゆ』 はこのログインの企画内で出来た作品。 後に、この編集スタッフの多くは今のファミ通に行ったようで、現在のログインは普通の雑誌。

くやまれることは、基本的にPCがゲーム専用機だったことだ。 なんつーか色々やっておけ、という説もある。 だが、仮に生まれ変わって同じことになっても絶対に同じことをやるだろう(断言)。
そう、真のアホは死んでも直らないものだ。勿論直ってもいけない。


.......随時思い出しテキトウ更新場。

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