SUT-100の製作は、同じ積み重ねスタイルのSUT-200の場合の
製作記事が参考になります。
ただ、対応する部材のサイズが小さく、数も少ないことから、釘を一切使用せずに組み立てを進めることにしました。
接着剤が潤滑油のような働きをしてズレルのを防ぐには、一枚ずつ、コツコツと足していくことです。
釘を使うナンノ式に比べて時間がかかるのは、仕上がりの美しさを想って、我慢しましょう。
先ずは、空気室です。
SPコードはここでハンダ付けしておきます。
爪付きナットは3本足にして(瘋癲老人の力では、ニッパーの類では無理で、タガネで切断しました)、バッフル裏面に取り付けます。
スロート部分も同時並行で組み立てます。
セパラブルBHでは、上下が接する面の水平精度がキモです。
完全に固着する前に、重量物を載せて、わずかな狂いも矯正します。
空気室とスロートを連結すれば、上段の出来上がり。
最後に、鉛棒を木ネジで固定し、重心をスロート側に保持します。