|
|
|
中段は、上段に比べると、ずっと簡単に、しかも早く出来あがります。
(釘を多用しますので、このページの最後に、釘打法について、少し説明してあります) 組立手順
ナンノ式釘打ち法(Modified)について
ナンノ方式で、釘を使用する目的は、強度を増すことではなく、
「ボンドが潤滑油のような働きをして、固着前にズレル」 のを止めることです。 釘を併用する効果は、 「ピタリと最初に固定できれば、固着するまで待たないで、作業を進められる」 ことです。 ナンノ方式の特徴は、あらかじめ、必要な数の釘穴を開けておくことです。しかも、その穴は、手で楽に釘を差し込める大きさにすることです。その結果、釘を打ち込むとき、板が、ボンドで滑って、ズレルことがありません。 しかし、強いて難点を挙げるとすれば、穴が釘より若干大きいので、釘の使用に強度を期待される方には、不安が感じられることです。 そこで、少し変えてみました。穴の大きさと、釘の種類の使い分けです。 打ち込む釘はフローリング用(フロアー釘)を奨めます。頭が小さく、しかもその中央に凹みがあって、ここにタガネを当てて打ち込めば、1mm位は楽に沈み込みます。後で、部材と同色のパテで処理すると綺麗に仕上がります。また、その胴体はドリル状になっていて、強度も良さそうです(実際、抜きにくい)。
* フロアー釘は38mm(合板が21mm厚のとき)を用意し、普通の釘は、それより少
し細いものを選ぶ。 * その板に必要な箇所全部(3個以上)に、普通の釘がやっと通る大きさの穴を、前も って、開けておく。 * ボンドを接合面(両方)に塗って合わせる。 * 要点となる端々の穴に普通の釘を挿入する。 * 正確な位置に板を合わせて(指の腹で探ると意外に正確)、カナヅチで釘を軽く打つ (5mm位)。 * 残った穴にフロアー釘を打ち込む。 * 普通の釘を1本抜いて、替わりにフロアー釘を打ち込む。残りの釘も1本ずつ同様に する。 * はみ出たボンドを、濡れ雑巾で拭き取る(少しでも残ると、乾燥後、その部分の色が 変わる)。   この釘打ち法には、 「ハタガネを使用しなくても大きな部材を固定できる」 という大きな利点もあります。
|