AMANO'S
超・究極のBH
超・究極のBHの製作
組   立 ( 上 段 )
究極のBHとは 超・究極への最適化
良いBHの鉄則 M E N U
 
製 作 (特 徴) 組 立 (中 段) 組 立 (下 段) 組 立 図 板 取 図 B B S
 
 
 
 
組 立 図 ( 上 段 )
組立図(上段)
 
 
 
はじめに
このBHは、上段、中段、下段の3個のハコから構成されています。それぞれ、約15枚の部材使って組み立てますので、作業はとても楽です。
特に、中段と下段は、D−58ESの下約五分の四を、さらに、二分したものに相当します。部材数が少なく、補強用の大きな側板もないので、それぞれの組立は、D−58ESより、はるかに容易と思われます。
キットで購入した スワンa の組立では、最後にピッタリ合わなくて難儀をした経験がありますが、この組立ては、そういうことはありませんでした。
 
組立法については、いくつか Web 上に紹介されていますが、”ナンノのページ” さんのナンノ工房がとても参考になります。その中で、”ナンノ工房(以前の記事です)” も見逃せません。
組立手順
 
(1)
まず、カットした部材を、各段別に分類します。
下段の大きな板を並べると手頃な作業台になります。
分類と確認
 
(2)
[1]+[2] :
適当な重しを載せて6時間以上放置します。
(SPターミナル用の穴は、前(右)から11cmのところに、4cmの間隔で開けておきます)
1+2
 
   
(3)
[3]+[4]+[5]+[6] :
まず、(4)の左側と同様にして、[3]+[4]を作り、次いで、(2)の様にして[5]を固定し、この写真とします。
この上に[6]を重ねます。
3+4+5+6
 
     
(4)
左側
[7]+[8] :
下のL字形が固着したら、ひっくり返して、もう一方を接着。
右側
{[1]+[2]}+[11] :
このように大きな部材の固定には、ボンドだけでなく、釘の併用が無難です(ナンノ方式をお奨めします)。
この段階でSPターミナルと内部配線を取り付けておきます。
7+8 (1+2)+11
 
       
(5)
[9]+[10] :
上下は2枚の板でサンドイッチして面を揃え、左右は[9]の両端に板を立てて面を揃えます。
接着面積が広いときは、ボンドが潤滑油のようになって、ズレやすいので、釘を併用します。
この前に、[9]に鬼目ナットを取り付けておきます。
9+10
 
   
(6)
{[9]+[10]}+[12] :
もう一組を対称形にして釘付けします。これは釘付け後の姿です。
ナンノ方式では、ボンドの乾燥を待つことなく、作業を進められます。
(9+10)+12
 
  
(7)
({[1]+[2]}+[11])+({[9]+[10]}+[12]):
ここも釘併用です(打つ時は天地が逆です)。
一番の難所でしょうか。
{(1+2)+11}+{(9+10)12}
 
  
(8)
(7)に続いて、[7]+[8]を釘付けします。
{(1+2)+11}+{(9+10)12}+(7+8)
 
   
(9)
(8)に続いて、([3]+[4]+[5]+[6])を取り付けます。[2]、[8]、[12]にもボンドをタップリ付けて、ピッタリと合わせて固定します。約1時間後、[13]を釘付けし、ひっくり返して[12]も釘付けすると出来あがります。
[{(1+2)+11}+{(9+10)12}+(7+8)]+(3+4+5+6)
 
   
上段の底面 上段の前面
 
 
ここでひとやすみ
上段の底面が真っ平らにできれば、このスピーカーの製作は、ほとんど成功です。
(6)から(9)までの工程では、ボンドだけでジッと待つのではなく、釘を積極的に併用しています。これは、一気に仕上げてしまって、ボンドが完熟する前に、ハコの歪みを修整してしまおうという魂胆です。
ボンドが完全に固着するのに、どの位の時間を要するのか知りませんが、釘で固定しているにも拘わらず、上から長時間押さえつけていると、歪みは修整できます。
そこで、万一、ガタが生じたら、上面に、ありったけの重量物を載せて、2,3日間、平らな板の上に放置しましょう。
なお、[14]と[15](中段では[27]と[28])は、補強のためだけでなく、むしろ、持ち上げるときの取っ手です。このありがたさは、チューニングや移動のときに、実感できます。
 
 
 
 
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