旅の初めはやはり500ボーナスマイルが貰えるココから（笑）．予約当初5Eの席で入れてもろたはずやったんすが，出発数日前に確認した時は，何故か座席指定無しになっとった上に，18K（Cクラスの最後尾）しか空いてなかったんす．そん時，C/I（チェックイン）時に席を前方に変えてもろーてねん，と言われてましたんで，そないしやしたら，今回のC/I窓口のおっちゃんは，ゲートで搭乗1時間前に交渉してくれやて（涙）．「アッパーデッキにもCクラスが数席ありますよ．」とかとぼけた事を言うとった．でも後から考えたら，「そこにしますっ！」と言うとったらFクラスになっとったんかいなぁ？　失敗．いやぁ，でもTCATでC/Iして初めて茜ラウンジに通されたっす．でも勝手に東ラウンジに行くもんねぇ（笑）．連休のためか，いつもは空いとるTCATの両替はなんだか混んどったのでパス．

NRTに来てみればここも両替が激混み！　手持ちがUS$50ほどあるので，大ジョブと見て，今回は両替は見送ることにしやした．ほんでJCBデスクに寄ってみっと，ウェットティッシュのキャンペーンは終了やてぇ〜？　がっくし．そういや，NWのC/Iカウンタでセイン・カミュがなんやらC/I風景の撮影しとったっけな．英語の教材用かな？　しっかり後ろに写ってしもーたけんど（笑）．出国後に東ラウンジに来てしばらくすっと，NW002便は20分も出発が早まった上に，搭乗ゲートが28番と発表しおる．げげげ．沖止めじゃ〜．これなら茜ラウンジの方が近いやんけ〜！ってな訳で一通りパソコンで遊んだ後，茜ラウンジに移動．茜ラウンジってよく見ると12時からの営業なのね．座席はゲートで結局5Eになりやした（−−；．ここはフルフラットになるFクラス用の椅子っすね（にんまり）．

出発は新時刻通りの14:35．食事は毎度お馴染みの松華堂弁当．やはり旨い（笑）．でもなんだか今回はずっと腹がいっぱいってな感じで，後に出た朝食はあんまし食えなんだ．映画はリンダ・パーソンズ（って誰？）主演のミステリードラマ「Double Jeopardy」．なかなかおもろかったっす．あと，ヒュー・グラント主演のラブコメディー「Mickey Blue Eyes」もおもろそうやってんけど，なんだか映画1本見終わったら爆睡してもーて見られへんかった（涙）．LAX到着は現地時間の朝6時55分．LAXの営業開始（？）まで5分間ヒコーキに閉じ込められたっす．

LAXのイミグレは今までで一番混んどったっす．でも預け荷物が無い分，入国後はとってもスムース（笑）．その後，LAX Shuttle G LineでAviation/I-105駅に行き（無料），Metro Green LineでImperial/Wilmingtonへ．そこでMetro Blue Lineに乗換えて7th St./Metro Centerへ．さらにそこでMetro Red Lineに乗換えてWilshire/Westernへ．またまたさらにそこでMetro Bus #320に乗換えてなんとかビバリーヒルズのサンタモニカ・ブルバード付近まで辿り着いたっす．全部で2時間近くかかってもーたでぇ．なんだか車内は混んどったしぃ．結構疲労状態やったのに，Metro Blue Lineの運転手は運転が粗雑なんで酔ってもーた（怒）． 　

LAX Shuttle Bus Stop

当初，ラグジュリー・ホテルにすると周りに宣言しとったのに，蓋を開けてみると，大方の予想通り（笑）いつものヒルトンくん，ヒルトン・ビバリーヒルズ．この決断力の無さが非常に情無し（涙）．なんだかフツーのヒルトンくんってな感じっすね（ワケワカ）．でも一応，自分の知っとるヒルトンの中では最高値．とりあえずはラグジュリーホテルと呼ばせてくり〜っ！ってなモン（笑）．予約時点から満室っぽかったっすが，正にそないな感じで人は多かったっす．

Hilton Beverly Hills
　

自分の決断力の無さの罪滅ぼしに（なんじゃそりゃ），お薦めされた2つのホテルは一応回ってきたっす．1つは，知合いM氏がたまたま宿泊中の，映画「プリティ・ウーマン」の舞台リージェント・ビバリーウィルシャ．もう1つは，イーグルスの「ホテルカリフォルニア」のジャケットのモデルとなったザ・ビバリーヒルズホテル．結局，リージェント・ビバリーウィルシャでは，スイートの部屋をしっかり写真に収めやした！　伝統と格調の高さを十分感じさせるすばらしい部屋でしたねぇ． 　

The Regent Beverly Wilshire
　

The Beverly Hills Hotel
　 その後，ブランド物の店が数多く建並ぶロデオドライブも闊歩しやした．日本人だらけじゃ〜（笑）．このビバリーヒルズ界隈ってコンビニやファーストフード店が無いっすねぇ．自分流の，金をあんましかけへん（笑）食事するのに苦労したっす．結局，パパ・ジェイズなるところでサンドイッチ（“sub”って言うんすね）を頂きやした．なかなか美味（＾＾＆量が多い（ｘｘ；．前述のM氏を夕食にお誘いしてみたんすが，他の人と約束があるっつーことで，夜はいつものように1人となりやした．とにかく，残り時間のほとんどは睡眠モードON！になってまいやしたんで，あんましホテルライフは楽しんでまへん（涙）．がー．

結局，恒例のフィットネスにも行けず，C/O（チェックアウト）時間の正午ギリギリまでグーグー寝てしもーて（涙），そそくさとホテルを後にしやした．あ〜，ビバリーヒルズ．

帰りは行きとまったく同じルートを逆行したっす．バスだけは停留所のアナウンスが無く，周りの風景を気にしとかなあきまへんので大変やったっすねぇ．ダウンタウンでは少し途中下車して，アメリカでの食事の定番タコ・ベルで食事したっす．

LAXから無料のシャトルに乗り，夕方頃ヒルトン・エアポートに着いたっす．ここはほどほどってな感じの入りやったんで，めでたくタワーズにUG（アップグレード）！　タワーズ・ラウンジでの簡単な夕食と朝食はダータになりやした．アルコール類は有料なんで，2杯だけ飲んだっす．でもチップは全く払うてましぇ〜ん（笑）．その後，ようやく疲労回復した身体に喝を入れるため，地下の24-Hour Fitnessで普段通りのメニューで汗を流したっす．ゴールド・メンバーはやはりダータでした．よかった，よかった． 　

Hilton Los Angeles Airport

いつものように，もう帰国日．タワーズ・ラウンジでダータの朝食を食べ，部屋のテレビのエアライン・チャンネルで帰国便が10分早まった事を確認した後に，テレビ画面でC/Oを済ませて，無料のシャトルでLAXに向ったっす．そして，ヒコーキにC/Iすっ時に，とんでもない事件が起きやした．

朝9:40頃にLAXに着いたんすが，NWの窓口は結構混んどったんす．とりあえず，C/Iカウンタ前に並んどったら，そこにウロウロしとったNWの職員（♀；ロイク）がこちらに寄ってきて，
　
NW：「預ける荷物は無いの？それなら直接ゲートに行って．そこで搭乗券は貰えるから．ゲートには係の職員が10時半頃来るから，それまではラウンジに居て^【注1】．」
　
と言いなすったんす．ま，混雑緩和策なんすかね？と思い，ハイハイっつーてセキュリティを通過して，10:10頃まだゲートに職員が誰もおらんのを確認してから，ラウンジでちんたらしとったんす．そして，悪夢の10:30．ゲートに行くと，人が溢れとったんす．“やばい”と感じたんすが，とりあえず最初に手が空いた感じのNW職員（♂）を捕まえて，
　
とん：「C/Iしたいんすが…」
　
っつーたら，
　
NW：「もう席は1つも無いよ．国際線は1時間前までにC/Iする規則になっているので，あなたをこの便に乗せる訳にはいかない．諦めてくれ．明日の便しかもう無いのだ！　見ての通りボランティアを募集しているくらいだから．」
　
という冷たいお返事．ががーん…．なんてこったい．これ以上会社を休めませんぜ，だんなぁ．ってな訳で，WPのゴールドカードをちらつかせながら，
　
とん：「何言うてますねん？　オレは9時40分には空港に来てましたんやで．下のC/Iカウンタ前に並んどったら，そこの職員が10時半にここのゲートに来いって言いましたんやんか！　それで時間通り来たのに，搭乗拒否とはどゆこっちゃ！　なんとかして乗せてくれな困りまっせ！」
　
って言うてみたんすが，
　
NW：「そんなはずはない．一体誰がそんな事を言ったのだ？　1時間前というのは規則なので到底譲れない．第一，うちらは10時から居たんだ．ずっとこうやってオーバーブックした乗客の整理をしているんだ！」
　
とん：「10時から！？　何で嘘を吐きますねん？　オレは10時10分にゲートに来てみやしたけんど，誰もおりませんでしたやん．　それじゃ，なんすか？　ここに来い，と言った職員を下から連れて来なあきまへんのん？　とにかく他社便にしてでも，ルートを変えてでも，どうにかして今日絶対に日本に帰してくれな困る！」
　
と押し問答は延々続いたんす．もちろん全部英語でっせ（笑）．んもう，大声でやりとりしてましたんで，すっかり周りの（日本人の（笑））注目を浴びてましたっす．最後は，そこのスーパーバイザ（責任者；♀）との会話になったんすが，徐々に諦めムードも漂ってましたっす．そして出発10分前の11:10．スーパーバイザが暫く端末を叩いとったと思うたら，「I got him in.」のお言葉．ゴールドカードの威力なのか，騒がしいヤツやと諦めたのか，なんとかCクラスの座席13Aを確保できたっす．でも，謝罪や気遣いがあるどころか，「次回はちゃんとC/Iしてよ」のスーパーバイザのお言葉付き（怒）．んで，搭乗できたのは11:15．やったぜ，と思うたのも束の間，第2の事件が…．

あまりにホッとして，事の顛末を誰かに話したいがために（笑），ラウンジで少しお話した人の隣を確保すべく，中国系らしき人と座席交換の交渉をしたんす．すぐに笑顔でOKしてもろて，その席に座って喋っとったら，その中国系らしき人がすぐに戻ってきて，「13Aに誰か既にいる．」との事．行ってみると確かに別の中国系らしきカウボーイ・ハットのチャンニーが堂々と座っとりやした．ほんで，その人は13Aと書かれた半券をかざしてそこは自分の席やと主張．ここでも“やばい”と感じたんすが，なんやら連絡を受けたNWのFA（フライト・アテンダント）が，
　
NW：「ここはあなたの席ではない．あなたは52Aだ．うちらは厚意であなたをここにUGしてあげたのだが，来ないと思っていた乗客が来たのだ．だから，ちゃんとこの席の為にお金を払った人がここに座る権利があるのだ．だから後ろに戻りなさい．」
　
と説明したんす．席を変わってもろた人は可哀想にずっと通訳やったっす（笑）．それでも，その中国系らしきチャンニー，なかなか席を立つ気配がない．そしたら，FAは最後に，
　
NW：「あなたには2つの選択肢がある．それは，後ろに行くか，ヒコーキを降りるかのいずれかだ．どちらか今すぐ選んでくれ．」
　
これもしばしの押し問答の後，そのチャンニーは渋々後ろに行ったんす．あ〜，これでやっと平和な時間になるわぃ，ってな感じぃ（笑）．そして，ヒコーキは10分遅れて，っつーか結局当初の予定出発時間やった11:30にドアが閉められて，なんとか無事に飛び立ったんす．そして，ヒコーキを降りるというオプションが無くなったその時！！
　
そのチャンニーが後ろからツカツカ歩いてきて，そこいら辺の中国系の人や，席を変わってもろた人とかになにかをわめき散らしにやってきたんす．そして，なんやら怒りの表情で何かを言うた後，席を変わってもろた人が何故か言われるがままにYクラスの席に行こうとしとるではないっすか！　その時，そこの責任者と思しきFAがやって来やして，「What's goin' on?」とな．どうもイキフンから推測するに，この中国系らしき連中はYクラスから溢れ出て，CクラスにUGされた人達みたい．それなんで，そのチャンニーだけがYクラスに戻るのはおかしいと主張しとるみたい．そのためか，ちゃんとCクラス料金を払とると思われたオレんトコには一切何も言うてけーへんかったっす．実はオレはマイルを使うたUGやねんけろぉ…．ま，成り行きUGとは違いますか（笑）．そのFA，終いにゃ「私はここの責任者だ．これ以上我々の営業妨害をするなら逮捕する！」っと言うてましたっす．ヒコーキの中ではFAには逮捕権もあるのかぁ．　どこに閉じ込めるつもりなんやろ，とか余計な事を考えてましたら，暫くしてチャンニーは怒った顔して戻って行きおった．なんだか残された周りの中国系の人は引きつって事を見守っとるオレを見てニヤニヤ．う〜む…．
　
これってうまいタイミングでC/IしたらFクラスに上がったかもなぁ，と思いつつも，C/Iってとっても大事な儀式（笑）やねんなぁ，と改めて思い知らされた事件でひた．^【注2】
　
映画は，日本で公開中のケビン・コスナー主演の「For Love of the Game」．ストーリのテンポが遅く，ちょいと退屈な映画．あとはコメディみたいな「The Muse」や，アメリカで流行ったアニメの実写版「Dudley Do-Right」をやっとったみたいっすが，あんまし見てまへん．着陸前の軽食の時に白ワインをお願いしたら，「ちょっと待って」って引っ込んで，1本丸ごとくれやした．但し，開栓したヤツ（−−；．1997 Raymond Monterey Estates Chardonayっつーヤツで，なかなかおいしかったっす．

^【注1】ワールドクラブラウンジでも搭乗券は貰えるみたいやね．
^【注2】NWに抗議文を郵送したら，後日，謝罪の手紙，CROSSのボールペン，KDDスーパーワールドカード，5,000マイルクーポンが送られてきやした．　＾＾ｖ

NRTには予定より45分も早く15:45に着いたっす．んでも，結局沖止め（涙）．でも入国審査も税関もあんまし混んでなく，スムースに抜けられたっす．今回は，荷物をひっくり返されずに澄んだっす（笑）．いえい！　清水には最終バスの時間（21時台（涙））に間に合うたくらい早く帰れたっす．いろいろあって，なかなか楽しい旅でひた．

おしまい