トトメスの夜

第3章:死者の都
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ピラミッド内:決戦! 防腐処理室

CM:ではピラミッドの中に入るということで。入り口から進むと、中はこんな感じですね(地図を書く)。
ニコラスでも、ミスフィンは中の様子は分かっているんだよね? それなら防腐処理室の位置が分かるんじゃないの?
CM:なるほど、確かに。(ミスフィン)「右に進めば防腐処理室へ行けますよ!」。
スティーヴ「よし、そこだ!」。
CM:てってけてーーーっとこの部屋へやって来ます(※「Emberming Room 10」)

 この20フィート四方の部屋の中央には、石から切り出されたしっかりと合わさった石の大桶がある。壁面には司祭が王を埋葬する様子が赤と青の塗料で描かれている。

CM:大桶の前にしゃがみこんでいた2体の何者か、いえ、もう言いましょう、トトメスとメリテトがくるっと振り向きます。
スティーヴやっぱりいるのね!
CM:さて、ここが最後の戦いになると予告しておきます。巻き物を読むには2ターン(24ラウンド)かかるのでお忘れなく。ここでトトメスたちを塵にすれば、巻き物を読む時間が確保されるものとします。
ニコラス巻き物、読み始める?
スティーヴいえ、正直、奴らを潰してから読もうと思っていますが(笑)。
ニコラスだよね。
CM:恐怖判定はもういりません。イニシアティブ行きましょう。

 イニシアティブの結果はニコラス→トム→くらら→トトメス→メリテト→ミスフィン→スティーヴ。これで大勢は決しました。
 この狭くキャラクターが密集した部屋の中での乱戦では、敵はリボルバーの至近距離射撃の餌食です。トトメスは銀の弾丸を喰らって、何もする事ができないまま1ラウンドで塵と化しました。
 メリテトは《負傷》ディシプリンで最後まで抵抗しますが、スティーヴの銀の弾丸を受けて王の後を追いました。

一同:ふ~~~。
CM:ではスクロールを読んでください。
スティーヴミスフィンにトトメスの巻き物を読んでもらいます。
CM:了解。ミスフィンの<古代言語(ヒエログリフ)>は「達人」レベルの123%。誰かダイスを振ってください。
スティーヴ(すかさず)おりゃ! 成功!!
CM:ミスフィンは正しくスクロールを朗読します。
スティーヴ私が70%でメリテトの文を読みます。(コロコロ)24! 成功!
一同:おお~!
CM:もう旋風は起こらず、マミーたちの塵はずっと塵のままです。「おおおおお……!」という絶望の咆哮がピラミッド中に響き渡ります。同じく巻き物も粉になって、床にこぼれ落ちます。
一同:ふぅ。
CM:これで本当に終わりです。ミスフィンは「ついにトトメスを倒したぞ! なう #SAVE」とTwitterに書き込んでいます。
一同:(笑)。
CM:まぁ、実際、ミスフィンは「とうとうやりましたな!」と顔を輝かせています。
スティーヴ手を握って「ありがとう! 本当にありがとう!」と。さて、出ますか。
ニコラスSAVEへの研究資料として、ミイラの粉を持ち帰るっていうのが使命ですかね。
トム確かに。
CM:ピラミッドから出ると、まさに昇ってくる太陽を拝めます。



帰還

CM:皆さんはカイロまで戻ってきます。「マイルスは混乱するでしょうから、皆さんはすぐにエジプトを離れた方が良いでしょうな」というミスフィンの助言に従って、すぐにエジプトを離れる事になります。事実、ジョン・マイルスは全ての出来事をアリ・ミスフィンの仕業だと言って混乱を起こしているそうですが、まぁ、色々あるみたいです。ミスフィンは皆さんをカイロ国際空港まで車で送ってくれます。
スティーヴ「帰りのフライトは安眠できそうだな」。
トム(苦笑)。
CM:ミスフィンは「まったくマイルスの奴がですねぇ……」とぶつぶつ言っていましたが、空港に着く頃には機嫌よくチェスの話をしています。
ニコラスああ(笑)。
CM:「SAVEの大きな勝利の現場に立ち会えた事を光栄に思います。ありがとう」と言って、ミスフィンは皆さんを暖かく見送ってくれます。
スティーヴ「いや、こちらこそ。君のおかげでマミーを無事破壊できたよ」。
トム「うむ」。
ニコラス「まったくだ」。

CM:後日談として、皆さんの活躍を称えるメールや手紙がSAVEから送られてきます。ただし、ニコラスへの手紙はヤンデレ妹が渡す前に破って処分してしまいました。
一同:(笑)。
CM:しかも「お兄様の看護は私がしますので、医者は要りません」と言って、空の鍋をかき回しています。
ニコラス最悪だよ! 傷、治んないよ!!
一同:(笑)。
CM:お礼の手紙と一緒に、皆さんの手元には大きな段ボール箱が一箱ずつ届けられます。
トムお?
スティーヴほほう。中身はなんでしょうか?
CM:「怪しい品なので監視するように!」との但し書きがあります。
スティーヴは?
ニコラス怪しい品?
CM:ダンボールを開けてみると、中に入っているのはアップルビーのホテルに残されていたトトメスのキーホルダーです。一箱に500個入っていることが分かります。
一同:(笑)。
CM:なお、ナルティは箱の受け取りを辞退したそうです。手紙の最後には「冒険の記念品としては、相応しいのではないだろうか?」とゴシック体で書いてあります。
一同:(爆笑)。
CM:こうしてトトメス・ザ・エルダー王にまつわる事件は幕を閉じます。
(了)



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