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『ゼロ』
『ゴルゴ13』
『サンクチュアリ』
『寄生獣』
『MASTERキートン』
『ベルセルク』
『カケル』
『パイナップルARMY』
『美味しんぼ』
『栄光なき天才たち』
『ギャラリーフェイク』
『アカギ』
『銀と金』
『沈黙の艦隊』
『神童』
『自薦・女ともだち』
『サイコドクター』
『地雷震』
『アフター0』
『HAPPY MAN』
『0 -ZERO-』
『サバイバル』
『カイジ』
『BLOW UP!』
『酒のほそみち』
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里見柱/愛英史
さいとうたかを
史村翔/
岩明均
浦沢直樹
三浦健二郎
竹下健二郎
浦沢直樹
山咲あきら/雁屋哲
森田信吾
細野不二彦
福本伸行

かわぐちかいじ
さそうあきら
紫門ふみ

高橋ツトム

石渡治
松本大洋
さいとうたかを
福本伸行
細野不二彦
ラズウェル細木



『ゼロ』 ・・・里見柱・画/愛英史・作/集英社(スーパージャンプ連載中)/現34巻
「世界を駆ける美術ロマン」というか・・・美術・芸術・科学・歴史を扱った凄い漫画。

この世界にある全てのものを複製するという至高の雁作者ゼロ。
神の手を持つと恐れられる彼は、人の魂にまでふれ真実を明らかにし、時に裁き、そして救う。

面白いエピソードは数多いが「宮本武蔵二人説」とか「タイタニック沈没の真実」「東海道五十三次は模作だった」「セント・メアリー号の謎」なんかは読んでて唸った。
原作者は何をしてる人か不明ですが、よくネタが尽きないなぁ。 当初は「面白いけど、10巻あたりで息切れ起すな」と思ったのに、まさか30巻を超えても連載が続くとは。

引用文献の多さから模倣も多いという意見もありますが、その独自の解釈と読みやすさ、内容には目を見張る。
総合漫画の決定版。もはやこれを否定できる要因はない。
「ゴルゴ13」に匹敵する超人漫画という説もある(笑)すごすぎだろ、ゼロ。 勿論、国籍・年齢・経歴全て不明(笑)どう見ても日本人だ、というか苗字は榊というらしい。

>何故、贋作者の道を選ぶのですか?
>・・・本者が見えるからだよ。


『ゴルゴ13』 ・・・さいとうたかを/小学館(ビッグコミック連載中)/現118巻
私が産まれる前から連載してる凄い漫画、しかも質が落ちない。「超A級スナイパーのアクション巨編」
既にゴルゴ13は人間じゃない(笑)世界情勢にそった連載内容だから、年が経ってないとはいえないから計算すると60歳を超えてるし。面白いからいいんですが。 初期の頃は意外にお喋りなゴルゴが印象的、酒呑んで愚痴を言ったりもしてた。

ゴルゴの正体には色んな説があるのですが(『毛沢東の遺言』『すべて人民のもの』『河豚の時』など参照) 私としは『すべて人民のもの』の「グレゴリー・皇士・東郷ロマノフ」説をおしてます。

記憶に強く残っているお話は、初期のゴルゴの強い決意が印象的な『最後の間某 -虫-』
放射能の嵐の中で、死にいく依頼人にゴルゴが差し出したライターが忘れられない『2万5千年の荒野』
2兆円!をあっさり寄付する驚愕のお話『G資金異聞 -潮流激る南沙-』
他、『バイオニックソルジャー』『海へ向うエバ』『最終暗号』など。
『サンクチュアリ』 ・・・史村翔  /小学館(BCスペリオール)/全12巻
青年誌界の大御所。名作漫画は数多いけどこれが最高傑作だと勝手に思ってます。次点『クライングフリーマン』

約束して表と裏の世界にわかれた二人の男が、この国に聖域を造ろうとする熱い物語。読んでて感動します。 ただ、あまりにも主人公達がカッコイイので、読んでると自分に多少へこむ。へこまない人がいたら凄い。
『寄生獣』 ・・・岩明均/講談社(アフタヌーン)/全10巻
人を食う謎の寄生生物と奇妙な同居?をすることになった主人公の話。かなり感動します。
読むほどに深い作品で、随所に考えさせられる場面が多いです。結構有名な作品ですよね。

岩明さんの作品は当たりハズレがあると思うのですが『雪の峠・剣の舞』は面白かった。
『MASTERキートン』 ・・・浦沢直樹/小学館(BCオリジナル)/全 巻
考古学者を志しながら保険のオプで稼ぎ、元SASの教官というよく判らない履歴を持つ主人公が様々な出来事に関わっていく様が面白い。アニメも結構面白かったし。
オリジナルの看板連載だった『パイナップルARMY』の後釜。 原作者が変わったので不安もあったけど大当たり。
私見ですが、浦沢さんの漫画は原作があった方が絶対に面白いと思うなぁ。

だらだら平坦な物語を続ける『MONSTER』とかを面白い面白い騒ぐ人の気が知れない。
『ベルセルク』 ・・・三浦健二郎/社(アニマルハウス⇒ヤングアニマル)/現 巻
アニマルハウス連載時は、取り寄せしなければ単行本が買えない位にマイナーな作品で、 雑誌が潰れて連載が止まっていたがヤングアニマルで復活。いまや合計1000万部をうる有名作品。

少年時代編ほどのパワーは無くなった感じもあるが、面白いし先も楽しみ。
単行本13巻「深遠の神」と「鮮血」の間にあった話が、意図的に単行本に収録されていないのが気になる。 グリフィスが神<イデア>と対話するシーンがあったんですが.....作者は「思う事があって外した」とか言ってますが...
その話の内容は「神がゴッドハンドを創り、神は人がつくった」みたいなありがちな内容。
『カケル』 ・・・竹下堅次郎/小学館(ヤングサンデー)/全13巻
初期の頃は「五感鋭敏」という能力を持つ主人公が事件を解決していく...みたいな漫画でそれほど面白くも無かったのですが、4巻辺りからアカシックレコードねたが絡んできて、8巻辺りから急速に面白くなる。
改めて読み返すとなかなか深い内容や心に残る言葉が多い。主人公が人間的に成長していくのも魅力的。
スクラップ16「生命賛歌」の最後では不覚にも泣いた。高木祈というキャラをもっと出して欲しい最強だし。 物語の鍵を握ってそうだし。祈萌へ〜(壊)

ちなみに、この漫画は「第一部・完」という形で終わっている。
打ち切りだったそうだ。何故?こんなに面白いのに!ヤンサンは馬鹿だ『度胸星』を 打ち切った時には某巨大掲示板で「ヤンサン不買運動」が起こったくらいだ。 ちなみに私はこの1件以来ヤンサンは買っていない。

いちおー作者は「機会があれば続きを描きたい、まーないだろ」 みたいなことを言っているので私は待っている。何時の日にかあるかもしれない第二部を。 蛇足ですが竹下さんはロリコン大臣で私が敬愛する人の一人(すな)
『パイナップルARMY』 ・・・浦沢直樹・画/・作/小学館(BCオリジナル)/全8巻
元傭兵で、西側屈指の爆発物のスペシャリストに纏わる物語。
軍事物として見ると物足りないけど、純粋に物語として見ると面白い。
『美味しんぼ』 ・・・山咲あきら・画/雁屋哲・作/小学館(BCスピリッツ連載中)/現 巻
食い物漫画の最高峰、話も面白い、飯を食いながら読みたい漫画。 作者の主張なのか、随所に政治思想なども絡むが気にならない、間違った事でもないと思うし(たぶん) どーでもいいが、この漫画に出てくる食い物で、実際に食った事があるものは何%あるのかと思うと嫌な気分になる。 栗田と山岡は結婚して双子の子供も生まれたが、この家のエンゲル係数はどうなっていくか不安。

現在、この漫画は旬を過ぎたせいかあまり面白くない。結婚披露宴あたりでヤメテおくべきだった とも思う。でもこの漫画が与えた影響はデカイと思う。
『栄光なき天才たち』 ・・・森田信吾・画/色んな人・原作/集英社(ヤングジャンプ)/全15巻
歴史上タブーやその他の理由で注目されない人物や、 悲劇の天才たちをピックアップしたノン・フィション漫画。
「2時間遅れでグラハム・ベルに電話の特許争いで敗れたエリシャ・グレイ」「発表した論文が先見過ぎて,学会に理解されず21歳で決闘に敗れ死んだエヴァリスト・ガロア」等歴史の影に埋もれ、決して教科書に載らないような人々の話。

アポロ計画の中心人物でありながら元ナチスに関与した為にクローズアップされないフォン・ブラウンと、 宇宙時代の基礎を築いた科学者たちをまとめた「宇宙を夢みた男たち」や、 英語の脱出の語源にもなった「脱出王:ハリー・フーディニー」が面白い。

ヤングジャンプ連載だった為に、一つだけ毛色が違くかなり浮いていた。
『ギャラリーフェイク』 ・・・細野不二彦/小学館(BCスピリッツ連載中)/現21巻
元メトロポリタン美術館の伝説の学芸員で修復の天才といわれた藤田。彼は今では違法美術品を売りさばくギャラリーフェイクを営んでいた。表にいては判らない裏からの視点での美術漫画。
当初は『ゼロ』のパクリかと思ったけど、これはこれで別の味わいや解釈があって面白い。ゼロよりも読みやすいし。
『アカギ』 ・・・福本伸行/社(近代麻雀オリジナル)/現8巻
麻雀漫画の最高峰「闇に降り立った天才」「神域の闘牌」のキャッチは伊達じゃない。
ツッコミたくなるような部分もあるけど、熱い。これで麻雀にハマッタ奴多し。麻雀を知らない人が読んでも面白いとか、女でも燃える熱い内容。 「天」に年をとったアカギが出てくるが、なんとなくイメージ壊れてやだ。
『銀と金』 ・・・福本伸行/ 社( )/全11巻
今や「カイジ」「アカギ」等が数100万部の飛ぶ鳥を落とす勢いの作者の過去の名作の一つ。
この作者にしては珍しく、メインがギャンブルものでは無い。
第一部完みたいな感じで終わり、是非とも続きが見たいが、たぶん無理...作者は多忙そうだし、そもそも続きを描けないような話。でも見たい。

『沈黙の艦隊』 ・・・かわぐちかいじ/講談社(モーニング)/全 巻
秘密裏に自衛隊に配属された、核武装潜水艦が航海中に独立国家「やまと」を宣言するという 設定がまず凄い。
様々な思惑と駆け引きの中、艦長:海江田四郎には壮大な計画を胸に秘めていた。 その真意は...

漫画ならではの荒唐無稽な話ではなく、かなり政治色が強い漫画です。
国会である議員が「おまえ!沈黙の艦隊を読んでるか!」と発言して話題になったのも有名。

学生時代に無茶苦茶にはやった漫画で、当時「ハープーン撃つぞ」とか 「先生来たらば、ピンならせよ!アクティブソナーだ!」などと 知能の低さと単純な思考を廻りにひけらかしていた。「潜水艦に関する問題が出題されていない」 などという問題発言をして試験をさぼっていたらあやうく留年しそうになった。

『自薦・女ともだち』 ・・・紫門ふみ/社(アクション)/全2巻
紫門ふみは『東京ラブストーリー』『あすなろ白書』『同級生』とかがドラマ化されてて有名ですが、真骨頂は初期の短編集にあります。というか長編はあまり好きではない。「家族の食卓」なんかも名作。
『サイコドクター』 ・・・的場健・画/亜紀直・作/講談社(週刊モーニング)/全 巻
心を病んだ人を癒すカウンセラー漫画の先駆だった。
なんというか個人的にミステリっぽい要素もあるのがお気に入り。
『地雷震』 ・・・高橋ツトム/講談社(アフタヌーン)/全 巻
絵で読ませる作品、物語は後半失速気味だったが仕方ないかも。
刑事漫画の王道にのっとり、犯人は逮捕より射殺される傾向にある。

何気に思うけどアフタヌーンには絵で読ませる漫画が多い。
『アフター0』 ・・・岡崎二郎/小学館(ビッグコミック)/全5巻
今時珍しいSF短編集な漫画。斬新なネタとかは無いけど今風に読みやすく練り直してある。
数学で霊の存在を否定しようとする男の「あの世の方程式」や、人間とロボット、心の定義を問う「アンドロイドに花束を」なんかが印象に残る。 読みやすいけど入手しずらい。マイナーだし。SF人気ないし。
『HAPPY MAN』 ・・・石渡治/社( )/全 巻
幕末三傑の一人、桂小五郎と坂本竜馬をメインにした物語。
大幅に脚色されていて歴史の原型を殆ど留めていないが面白い。連載雑誌がマイナーだったのが残念、かなり泣ける話。 この人の作品は『LOVE』のお父さんの活躍する『B・B』や、短編『10月の満月に一番近い土曜日』も名作。
『0 -ZERO-』 ・・・松本大洋/小学館(BCスピリッツ)/全2巻
不敗の最強最高のボクサーの狂気と孤独と、次に託したい想いを描いた作品。
この人の作品は物語的にはそれほどでも無いのですが、絵とその構成が魅せます。
『サバイバル』 ・・・さいとうたかを/リイド社( )/全20巻
「天変地異にあった主人公が頑張って生き抜く」モノの、純正作品。
実際役立つ(そんな機会はあってほしくないが)サバイバル知識も満載。

殆どの天変地異漫画が納得のいかない終わり方をするのに(ドラ○ンヘッドとか)対して、 これはキチンと完結している。 天変地異ものは難しいらしく、後に同作者が新しい視点で描いた作品『ブレイクダウン』は見事に失敗している。
『カイジ』 ・・・福本伸行/社(ヤングマガジン)/現 巻
「賭博黙示禄」マイナー誌連載が多く知名度がいまいちだった福本伸行の名をメジャーにした作品。
ギャンブル漫画はルールが判らない人には敬遠されがちだが、誰でも知ってる「ジャンケン」 を取りいれて連載開始。これがハマッテ今やミリオンセラー。運まかせの勝負の中に、人の心の動きや隠された要素を描かせると上手い第一人者。
「アカギ」や「銀と金」と違い、主役がちゃんと負けるのも面白い。

しかし連載止まってる作品が多いですこの人。 他の作品の原作書いたりしてるけど、一つの作品仕上げてからにすればいいのに、まるで田中芳樹だよ.... 後に「賭博破戒録」になっているが、この頃から『カイジ』はつまらなくなった。

個人的にはこの作者の才能は(2001/6/1現在)もう枯渇したと思っている。
以前の熱さは影形もなく、居酒屋の便所に貼ってある「毎日一語録カレンダー」の ようにお茶を濁すようになった。とはいえ、あのカレンダーは嫌いではないので、 酔っ払って読むには悪くない。シラフで見ると速読したくなるが。
『BLOW UP!』 ・・・細野不二彦/小学館(BCスペリオール)/全2巻(完全版愛蔵本・全1巻)
音楽(ジャズ)で身を立てようとする主人公のサクセスストーリー。
序盤は当たり前であまり面白くない物語だが、後半面白くなる。
連載中は人気が無かったというが、その後じわじわ人気が出て現在に至る。 一時は絶版で、出版社にも在庫が無く入手が非常に困難だったが後に愛蔵版が発売された。神田の古書店を廻りまくって捜した私としては少し複雑な感じ。
『酒のほそみち』 ・・・ラズウェル細木/社()/現 巻
「酒と肴の歳時期」生活によくあるような事が描かれている。オヤジが読む漫画(笑)
これを読んで共感を覚えるような20代はマズイ、年より気味。
でも、雅ってのはこういう事だろうとも思う。
雪が積もったある日、雪見酒をしたいからと正直にいって会社をサボって昼から宴をしてこそ真の漢(謎)

関係ないけど、私は10代の頃から一人で飲み屋なんかに平気で入っていたが珍しいらしい。
誰と話すでもなく、何を考えるでもなく、何かを祝うでもなく飲んでこその酒でしょう。ただ私は 飲み過ぎ。

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