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投稿日時: 2002年8月10日(土) 9時10分50秒
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Re: 必要悪のない面処理

投稿者: s-ultra
e-mail: ta-amano@iris.dti.ne.jp
   URL: http://www.iris.dti.ne.jp/~ta-amano/index.html

> コルクシートによる実験は一段落されたようですね。
> 私のシステムではなかなか実行できない試みなので興味津々です。

実験は続いています。
ただ、しばらく話題を変えようと思っています。

> 浮遊曲面コルクシートに対する私の見解は、ホーンの整流
> と定在波の吸音と考えております。つまり吸音効果もあるので
> 多用しない方が良いと思います。

曲面処理の効果は、いわたさんが仰るところの「整流」と考えております。
定常波の吸音ではなく、定常波などの新たな音の発生の抑止です。
なお、「浮遊」していることは必要条件ではありません。
スロート直後の180度折り返しでは、薄いコルクシートでも、その効果を、
聴感上、十分、識別できるということです。

> たとえば、スロート後方で2ミリ厚のコルクシートを使ったので
> あればホーン中段では、1ミリ厚といった感じに音道面積に合わ
> せて反比例するのが良いと思います。つまり、ホーン開口に近い
> ほど音波の振幅も小さくなりますから、同じコルクシートでは効
> き過ぎてしまうわけです。

シートの「厚さ」より、曲面の大きさが重要だと思っています。
実際、耐久性を考慮して、すべて、ブチルテープを介して裏打ち
していますが、効果に変わりはありません。
もっとも、4インチクラスのユニットを使用するBHでは、
その「厚さ」が問題になることもあるでしょうが。

> コルクシートにそんなに薄い物はないので、他の物で代用して
> みてはいかがでしょうか。たとえば木工ボンドで裏打ちした
> 荒い紙ヤスリなどどうでしょう。吸音効果はありませんが、
> 整流効果と、定在波除去には大いに期待できます。
> 無責任なアドバイスかもしれませんが宜しかったらどうぞ。

簡単に曲面が作りやすい、それ自体が鳴きにくい素材なら、
なんでも使用できるでしょう。

> それと180度折り曲げ部分の見解ですが、前部と後部の
> どちらか片方に曲面があれば定在波は除去できますから、
> 私なら負担の少ない後部かな…と思います。

曲面処理をして、最も大きな効果が得られるスロート直後の場合、
ユニットに近い前部を処理するほうが有効と考えております。

> でも前回も言いました、内面壁と外面壁の違いも無視でき
> ないのでケースバイケースで考えるしかない様に思います。

BHによっては、その構造上、そのようなことが問題になるケース
もあるでしょう。


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  └<55> 曲面処理は善玉 (s-ultra) 08/14 21:24
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