民間療法とは家庭や地域で古くから伝えられてきた療法のことです。
科学的な根拠がはっきりしない場合もありますが、長い経験に基づいているので、それなりの効果や安全性はあると思います。
卵の薄皮育毛剤
生卵の殻の内側には薄い膜があります。
これをはがして焼酎に漬けるだけの非常に簡単な育毛剤です。
安くできるし何よりも効果が早く現れるといいますが、個人差はあるようです。
<作り方>
・卵の薄皮を集める(10〜20個分)
・薄皮を軽く水洗いして、
カラカラになるまで乾燥させる(2〜3日)
・焼酎300〜500ccに乾燥薄皮を
入れる(薄皮は溶けません)
・一週間、冷暗所に置いてエキス分を
溶け出させる(夏場は冷蔵庫に)
<使い方>
・液を直接頭皮に塗る。1日何回塗ってもOK
・約2週間ほどで使い切るようにする
薄皮をはがすのに最初は苦労しますが、慣れるときれいにはがせるようになります。
使用感は焼酎のアルコールの作用でけっこう気持ちがいいです。
臭いはほとんど気になりません。焼酎はどちらかといえば乙類が良いようです。
卵の薄皮育毛剤が良い理由として、ほ乳類の胎盤などと同様に、卵の薄皮にある血液の栄養を補う作用が薄毛や抜け毛を改善し、
さらに焼酎のアルコールが毛穴の皮脂を溶かして血行を良くするため、とされています。
きな粉ドリンク
作り方はいたって簡単。
牛乳や豆乳にきな粉を溶かすだけです。
コップ一杯の牛乳か豆乳にスプーン2〜3杯のきな粉を溶かします。フタ付きのカップなどに入れてシェイクするときれいに溶けます。
1日に1〜2回飲みます。
とても香ばしくておいしい飲み物です。
きな粉ドリンクはまず白髪の改善に効果があるようです。飲み続けると2〜3カ月で髪の毛が増えて太くなってくるといいます。
きな粉の効果は、豊富なタンパク質が分解されてできるペプチドにホルモンや自律神経を調節する働きがあるためで、これにより血流がよくなり頭皮に栄養が補給されやすくなる、とされています。
また、豊富なビタミンEも血流改善に役立ちます。
すり黒ゴマを加えるとビタミンEの強化になります。味もより香ばしくなっておいしく飲めます。
紅茶育毛剤
紅茶のティーバッグ(使用したものでも可)を3〜4個用意し、水400ccを鍋で沸騰させたらティーバッグを入れて煮出します。
泡が出たらティーバッグを取り出し、冷ましてから容器に移し冷蔵庫で保管します。
できれば洗髪後に適量を頭皮にすり込みます。
紅茶に含まれるアミノ酸(メチオニン、システィンなど)に育毛効果があるとされています。
また、紅茶の色素が白髪を目立たなくする効果もあります。簡単に作れますから、常備しておくとよいですね。
牛乳焼酎
牛乳を原料にした牛乳焼酎というものがあります。
見た目は普通の無色透明の焼酎ですが、ほんのりとミルクの香りと味がします。
この牛乳焼酎をそのまま頭皮につけて薄毛が治ったという報告があります。
洗髪後に頭皮につけて軽くマッサージするだけです。2〜3カ月で抜け毛が止まり、薄かった髪が太く黒くなってきたそうです。
ただ、詳しい理由はわかっていません。
牛乳焼酎は牧場の夢(熊本の大和一酒元製)が有名です。