WIRED 『繋ぐ何か』 ネットワークの総称 「どうして来ないの、 こっちへ来ればいいのに」 |
雑居ビルの立ち並ぶ夜の街、ビルの屋上から一人の少女が身を投げ そして彼女の肉体はこの世から消えた。 暫く後、自殺した筈の少女からメールが届く、そんな噂が広がっていった 岩倉玲音、14歳の内気な少女、この物語の主人公。 メールは彼女の元にも届いてた..... 「ここには神様がいるの」 「はやくこっちへきて」 ......今は知らない、「向こう側」から玲音にそう語りかけてくる。 |
学校の帰り道いつもと変わらない風景、の筈だった。 玲音の目の前には死んだ筈の「四方田千砂」が立っていた、 「千砂ちゃん....そこ、どこ?」玲音の問いに答えずに 消えて行く千砂、「待ってよ....」、もうそこには人影は無かった。 「リアルワールド」と「ワイヤード」、その境界に玲音は足を踏み入れた。 |
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