#3




 それは未明に起こった。
 強い揺れ―――地震。
 眠りに就いていた厨子村の家々から驚愕と悲鳴の声が入り混じって、一斉に溢れ出した。必死になって家具を押さえる者、布団に包まって震える者、家屋から飛び出して外へ避難する者。朝焼けの厨子村を襲った、「大震(おおふるえ)」。
 そして、ふと。
 朝焼けが掻き消え、まるで夜に戻ったかのような闇。それは昨日の山震の時よりも長く続き、厨子村は真の闇に包まれる。闇の中でこだまする、か細い悲鳴と、鐘の音。

(以下、神崎 浩輝のみ)
 遠く聞こえる悲鳴を聞きながら、あなたは闇の中で震えていた。遺伝子に根深く刻みつけられている、源初から受け継がれた純然たる“恐怖”。脳だけではない。細胞レベルで警鐘が鳴らされるほどの、圧倒的な恐れ、怖れ、畏れ、おそれ、オソレ。
 遠くに聞こえていた悲鳴がだんだんと近付いてくる。それが伝播したかのように、身も凍るような悲鳴が間近で爆発した。その悲鳴は―――あなたの喉から搾り出されていた。
(※ロールに1回失敗しています。【正気】を1ポイント減らしてください)


 しばらくすると闇は消え、厨子村は再び朝日と静寂を取り戻した。
 そして厨子神社を端緒として、一つの託宣が厨子村を駆け巡る。
“厨子夜婚の儀は、明日の夜に執り行われる”と。



【出題】
 APが3ポイント与えられます。厨子夜婚の儀の前日となる3日目の行動を申請してください。共通行動は以下の通りです。
・花婿に挨拶(祁堂家)
・花嫁に挨拶(香住家)
・厨子神社に行く(厨子神社)
・村を見て回る(厨子村全域)
・墓参りに行く(村はずれの墓地)※注1参照
・蒼戸空也を呼び出す(様々な場所)※注2参照
・墓地の脇道を進む(脇道)※注3参照

※注1:共同墓地は村から離れた場所に位置するため、行くには2AP必要です。そのため、3AP目に「墓参りに行く」を選択することはできません。

※注2:携帯電話に連絡を入れることによって、空也を呼び出すことができます。空也は様々な厨子村の秘密に通じているため、有益な情報源となるかもしれません。ただし、空也から情報を引き出すためには、能力値をどれか1ポイント提供しなくてはなりません。また、空也から得られる情報は彼が掴んでいる情報に過ぎないため、その情報は不完全であったり、まったくの間違いである可能性もあります。
 空也を呼び出す際は、以下の二項目を記してアクション申請してください。
 @彼から聞きたい情報の内容
 A減らす能力値(能力値は0にはできません。また【秘密】は減らせません)

※注3:墓地の脇道までは距離があるため、この行動を選択するには2APが必要です。つまり、3AP目にこの行動を選択することは出来ません。

 もちろん上記以外の行動を選択することも可能です。