池袋ジュンク堂探検記

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はじまり

  有給消化作戦として休みを取ったけど、家で仕事してるのももったいない。そんな事情も手伝って、かねてから行きたかったジュンク堂に行くことにした。

 去年の3月に売り場面積をほぼ倍に改装し、「世界最大規模」をアピールしてから、まだ一度も行っていなかったのだ。改装中に一回だけ行ったことがあって、新しい棚の匂いがしている頃から約一年。気合いを入れて探索だ!

 と張り切ってみたのに、諸事情により池袋に到着したのはもう2時過ぎ。全然時間が足りなそうなので、同じ池袋にある海外文学作品に強い書店「LIBLO」のチェックは、地下一階の新刊コーナーおよび海外文学コーナーだけ。それも駆け足で通り過ぎる感じで。

 案の定という感じでJ・R・R・トールキン『指輪物語』(評論社)の特設コーナー。映画の後押しはあったものの、本物の登場ですっかりJ・K・ローリングの「ハリーポッターシリーズ」(静山社)は目立たなくなりましたな。  新刊コーナーでは、阿川弘之と北杜夫の対談『酔生夢死か、起死回生か。』(新潮社:1300円)、高橋源一郎『官能小説家』(朝日新聞社:1800円)をチェック。源一郎はつい最近も購入したような気がするけど記憶が定かでない。

 海外文学コーナーは本当に駆け足でざっと見ただけ。海外文学を集めて、ベルンハルト・シュリンク『朗読者』(新潮社)がブレイクした、新潮クレスト・ブックス(http://www.shinchosha.co.jp/crest/)のシリーズは、本の装丁や作りが魅力的。一度に並んでいるのを見ると片っ端から手に取りたくなるのが危険。でも今日は急ぎなのだ。同じシュリンクの『逃げていく愛』などを軽くチェックして、早々に今日の目的地、ジュンク堂に向かう。