薄毛・ハゲ対策からちょっと外れますが…
白髪を染めるのは面倒だし、髪の毛を痛めるし、 毛染め剤は頭皮や髪によくない(らしい)。
染めないで白髪をなくせないか?
白髪は毛根にあるメラノサイトから黒い色素が供給されなくなるために
起こります。この黒い色素を作るときに欠かせないのがチロシナーゼという酸化酵素です。
これは老化などで減少するのですが、
チロシナーゼが減少する根本原因がわかっていません。
なので、結論を云えば原因がわからないので対処法はありません、
ということになりますが、
ただし!
白髪がなくなった、少なくなったという方法はいくつかあります。
個人差があるので100%保証できるものではありませんが、
白髪が気になる方はお試しになってみては?
なお、白髪予防に限りませんが、
タバコ、偏食、ストレス、栄養不足、睡眠不足などは厳禁です。
摂っておきたい栄養素
ビタミンではビタミンB群の仲間のビオチン、
ミネラルでは銅、亜鉛、カルシウムです。
◆ビオチン →アミノ酸の代謝に関係し、欠乏は白髪や脱毛を起こす
◆銅 →これがないとチロシナーゼが働かない
◆亜鉛 →皮膚や毛髪の代謝を活発化させる
◆カルシウム →メラノサイトを活性化させる
これらは単独で摂取しないで、
マルチビタミン、マルチミネラルとして摂取して下さい。
単独で摂るとうまく働きません。
もう一つ重要な栄養素にチロシンがあります。
チロシンは髪の色素の元になるメラニンの材料になりますが
メラニンが増えるのでシミやソバカスも増える可能性があります。
髪は成長ホルモンの分泌が盛んな睡眠中に成長するので、
チロシンの摂取もこれに合わせるのがベストです。
就寝前の2時間くらい前に摂ると血中濃度がピークになります。
また、就寝中は紫外線に当たらないので、 シミやソバカスができるリスクもなくなります。
一日に500mg〜2000mgの摂取が目安です。
ビタミンB12の欠乏
ビタミンB12の欠乏も白髪の原因になりますが、
上の『摂っておきたい栄養素』で取り上げなかったのには理由があります。
ビタミンB12は、胃壁から分泌されるタンパク質と結びついてはじめて腸から吸収されます。
健康体で普通に食事していればビタミンB12はまず欠乏しませんが、
胃の全滴手術を受けて胃がない場合は、
胃壁から分泌されるタンパク質がないので欠乏症が起こります。
ただし、ビタミンB12は肝臓に約10年分がストックされていますので、
このストック分がなくなってから欠乏症が現れます。
もし、若くして胃の全滴手術を受けていると、早い時期に白髪が始まる
可能性があります。
ビタミンB12の欠乏は貧血や神経障害などの原因にもなりますから、
必ず医師の指示のもとでビタミンB12を補給する必要があります。
ストレス対策
激しい恐怖のため、一夜にして毛髪がまっ白になったという話を聞きます。
実際にそうなるかどうかはわかりませんが、激しい恐怖は強いストレスです。
毛髪に限っていえば、薄毛、ハゲ、白髪の原因になります。
ストレスを受けると、ストレスから体を守るために副腎がステロイド
ホルモンというホルモンを出しますが、
このホルモンの合成にビタミンCが不可欠です。
特に強いストレスを受けている方は多くのビタミンCが必要です。
通常は一日に1000mg〜2000mgを、
ストレスの強い方はこの2倍〜3倍を摂取するようにして下さい。
(一度に摂らないで小分けにして食後に摂る)
染めない白髪対策のための製品
白髪を改善できたという製品を調べてみました。
100%保証できるものではありませんし個人差もあるでしょうが、
多くの改善事例があるので、試す価値はあります。
なお、すでに生えている白髪を黒くすることはできません。
次に生えてくる新しい毛髪から効果が表れることになります。
従って、最低でも数ヶ月以上は使い続けないと結果を確認できません。
|