老化に伴う肩こりは、背骨や筋肉が弱ってくることが原因です。
姿勢を維持する力が落ちてくるので首や肩にかかる負担が大きくなります。
これが肩こりの原因となります。
いわゆる五十肩は、
通常の肩こりが筋肉疲労から来る血流悪化が原因なのに対して
肩関節の炎症によって起こります。
これは鍼灸で改善でき、半年から1年ほどで良くなるようです。
老化による肩こりは、
筋力を増強し、疲労物質の除去と血流改善の栄養素を摂ることで
防いだり和らげたりできます。また、軽いトレーニングも必要です。
■肩こりを和らげる栄養素■
各栄養素の働きを下記にまとめました。
摂取量は文献によってバラツキがあります。
あくまで目安としてご覧下さい。
名 称 | 効 果 |
ビタミンE |
非常に強い抗酸化力があり、また末梢の血流を改善させますので、肩で悪化した血流を改善します。
一日の目安は7~9mgです。 |
ビタミンB1 |
下記のBCAAと協力して疲労物質を除去し、肩こりを和らげます。
厚労省の一日の目安は1~1.4mgですが、この10~20倍は必要です。 |
BCAA |
BCAAはロイシン、バリン、イソロイシンの3つのアミノ酸で構成される分岐鎖アミノ酸のことです。
筋肉を構成するタンパク質のうち約20%を占めているとされ、筋肉をつくる材料となります。
老化で弱った筋肉に直接働いて痛んだ箇所を修復し、肩こりの原因を取り除きます。
普段運動をしない人は一日に2000mg以上が必要とされています。 |
ビタミンC |
ビタミンCは炎症を和らげる働きがあります。
一日に数千mgを小分けにして摂るようにします。 |
(注)ビタミンB1は、
他のビタミンB(少なくとも7種類以上)と協調して働きますので、
マルチビタミンもしくはビタミンB群(ビタミンBコンプレックス)をおすすめします。
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