老化は血管が衰えること
ヒトは血管から老化する
血管が弱くなってくるのが老化の始まりです。
また、老化により赤血球が硬くなってくると
毛細血管の隅々まで行き渡らなくなって酸素が運べず、
毛細血管が消滅したり、組織が酸欠になってシワやたるみが出始めます。
赤血球の硬化を防ぐには、
松の実を一日に20粒ほど食べ続けるとよい、といわれています。
松の実にはピノレン酸という赤血球を軟らかくする成分が含まれています。
スーパーのパンやケーキの材料コーナーなどで売っていますから、 手軽に入手できます。
血管の若さを保つことは老化防止に大きく貢献します。
■血管の若さを保つ栄養素■
下記に代表的なものをあげてみました。
摂取量は文献によってバラツキがあります。
あくまで目安としてご覧下さい。
名 称 | 効 果 |
αリポ酸 |
余分な糖とコラーゲンが結合して起こる糖化(とうか)は、血管をもろくし老化を加速させます。αリポ酸は糖化を防いでくれます。
一日の目安:200〜300mg |
L-アルギニン |
アルギニンはアミノ酸の一つです。
L-アルギニンは自然界に存在する形のものです。血管内で一酸化窒素の生成を高め、血管を若返らせます。
一日の目安:2000〜4000mg(小分けに) |
ケイ素 |
ケイ素(Si)はミネラルの一つです。
シリカ、シリコンとも呼ばれます。コラーゲンの合成を促進し血管に弾力性を持たせ、不足すると血管が弱くなります。
一日の目安:10〜40mg |
ビタミンA |
血管の粘膜を丈夫にします。ビタミンAはベータカロテンとして摂取すると過剰症の心配がありません。 一日に2000〜3000IUを摂るようにします。 |
コラーゲン |
コラーゲンはタンパク質の一種で血管の材料です。
年齢と共に体内のコラーゲン生成力や吸収力は低下するので、十分に補給する必要があります。
一日の目安:5000〜10,000mg |
シナモン |
シナモンはクスノキ科の常緑樹の樹皮を粉末にしたものです。シナモンは、毛細血管がもろくなって消滅するのを防ぐので抗老化には強い味方です。
市販のシナモンパウダーをコーヒーや紅茶などに入れる習慣をつけるとよいでしょう。
一日の目安:0.6g。過剰摂取は肝障害のリスクがあります。 |
ビタミンP |
ビタミンPは柑橘類に含まれるポリフェノールやフラボノイド類で構成されるビタミンですが、特にヘスペリジンは毛細血管浸透因子と呼ばれ、毛細血管を丈夫にし、透過性を適正に保つ働きををします。
一日の目安:300mg(ヘスペリジンとして) |
リコピン |
リコピンはトマトに多く含まれるカロチノイドの一種です。血管に付着すると動脈硬化などの原因になるコレステロールを調整します。HDLコレステロール値を高め、LDLコレステロール値を下げる働きをします。
一日の目安:15mg以上 |
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