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 喉(のど)  えんげ障害、声の衰え


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老化に伴って喉には

えんげ(嚥下)障害
声の衰え

が現れるようになります。


えんげ障害

えんげ障害は、食道へ行くべき食べ物が誤って気管に入ってしまう現象で、
50歳前後からは飲み込む力が少しずつ弱くなるため、誰にでも起こりえます。

 誤って気管に入ってしまうことを誤嚥(ごえん)といいますが、
 気管に詰まると窒息、肺まで達すると誤嚥性肺炎を引き起こすことがあり、
 いずれも生命に係わることも少なくありません。

最近の研究では、えんげ障害は脳卒中のサインでもある
ということがわかってきました。

 食べ物が飲み込みにくくなった、よくむせるようになった等を自覚する
 ようになったら専門医に見てもらうことをおすすめします。

ここでは、自分でできるえんげ障害の予防トレーニングをご紹介します。
トレーニングといっても大げさなものではなく簡単にできるものですから、
ぜひ毎日続けて下さい(ただし、脳卒中が防げるということではありません)。

名  称内  容
腹式呼吸 食事前に腹式呼吸を行います。
呼吸機能を高めることで、気管に食べ物が入った場合でも排出しやすくなります。 まずゆっくり口から息を吐き出し、腹をへこませるまで息を出し切ります。それからゆっくりお腹をふくらませる感じで鼻から息を吸っていきます。 5秒吐き、5秒吸うを数回繰り返します。
声を出して発音 カ行、タ行、パ行、マ行、ラ行の音ををはっきりと口に出して発音します。 全部でなくても1〜2行でもかまいません。これらの音を発音する時には、食べ物を飲み込む時と同じ器官(口、舌、のどなど)を使うので、器官を鍛えることができます。
首と肩をリラックス 食事の前に首をゆっくりまわしてほぐします。そのあと肩を中心に腕をゆっくりまわし肩の筋肉をほぐします。


ところで、食物を噛んで飲み込む(えんげ反射)という動きは、
大脳基底核という器官が作り出すサブスタンスPという物質の働きによりますが
このサブスタンスPは老化により少なくなるため、
えんげ反射が鈍くなりえんげ障害が起こります。

サブスタンスPは、黒こしょう精油によって増えることがわかっており、
アロマとして香りをかぐことでえんげ障害が改善されるようです。


声が弱々しい

老化により、声帯を含むのどの筋肉が衰え、
弱々しくかすれたような声になっていきます。

しかし、筋肉ですからある程度は鍛えることができます。
力強い声が出ると不思議なことに活力も湧いてきます。
少しのトレーニングで弱々しい声は改善できますから、
あきらめないでぜひチャレンジして下さい。

名  称内  容
腹筋を鍛える 声は腹から出すといいますが、腹筋を鍛えておくことは力強い声を出す大きな条件です。高齢の方に腹筋運動はきついですから、できる方は腹筋運動を、無理な方は上の表にある腹式呼吸をすれば、ある程度腹筋が鍛えられます。
裏声を使う 裏声で「あー」と10秒くらいのどから発声します。このとき腹式呼吸の吐くタイミングで発声するようにします。 裏声に慣れたら、裏声だけで歌を唄ってみるのもよいでしょう。
大きな声を出す 椅子に背筋を伸ばして座り、手のひらを胸の前で強く合わせます。
大きな強い声で「A(エイ)、B(ビイ)、C(シイ)」と5回言います。声を出すときに手のひらを強く押すようにします。【声を出す+力を入れること】で効果があがります。

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